MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

昆虫世界の弱肉強食を撮る

2015年07月11日 | あらかると

大町公園(市川動植物園)では、
7月20日から8月2日に掛けて「ホタル鑑賞会」が開かれる。
詳細は、園内の掲示板にあったポスターの写真を参照してください。


この鑑賞会のための除草などが公園内では進んでいて、
これまで伸び放題で葦原状態だった湿地の刈込が部分的に行われている。


本日、休憩中だった作業員とのふれ合いから得た除草理由は、
「ホタル鑑賞会」のホタルを見やすくするための除草作業と言うことだった。
さらに、
長田谷津(大町公園)は周囲が梨園に囲まれているため、
梨園の肥料などが地下水の一部に豊富に含まれており、
公園内の植物は、他の公園などより繁茂しやすいと言うことだった。
夏の日差しの戻った公園内は歩いているだけでも厳しいのに、
手作業等による除草は苛酷そのものであろう。

遊歩道周囲も歩きやすいように刈り込まれていた(巻頭の写真)。

閑話休題

今日の公園内では初見の昆虫などを発見出来ず、
写真も30コマ程度しか撮れなかった。
そんな中で、
ガガンボが蜘蛛の巣に捕まり、蜘蛛の襲撃を受けていた瞬間を目撃したので、
6,7月に撮った写真の中から「昆虫界の弱肉強食」を紹介。

「女郎蜘蛛の巣に捕われ急襲を受けているガガンボ」


「イオウイロハシリグモが蛾を捕食中」
少し食べ進んだ後のようで、鱗粉などが散っていた。


「オオモンクロベッコウ(蜂)がイオウハシリグモを捕獲」


獲物が大きすぎたためか、地面を引いていった。
オオモンクロベッコウはこの蜘蛛に卵を生み、
孵化した幼虫がこの蜘蛛を食べて成長するようなので、
この場合は捕食ではなく「オオモンクロベッコウの繁殖行為」と言うことである。


近くの草叢では、イオウハシリグモと蟷螂の幼虫が睨み合いをしていたが、
どちらにも勝ち目はなさそうである。
園内の草叢には数多くの蜘蛛や蟷螂の幼虫、ヒメギスなどが生息しているが、
それがこの栄養豊富な公園のバランスなのかも知れない。
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