MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

「夕日に輝く富士の笠雲」と「塒に帰る椋鳥の大群」

2015年07月23日 | あらかると

日中の最高気温が33℃前後の気温が2日も続いたが、
そんな高温のフィールドで5時間以上も過ごして居た為か、
今日は朝から気だるかった。
生憎と朝から小雨が降っていたため、インドアを決め込んだが、
結果的には朝の小雨以外の降雨はなかったようである。

外には出なかったものの、朝焼けや夕焼があり、
結果的には80コマほどの写真を撮った。
その中から日没時の夕焼を・・・・。

雲が茜色に染まり始めたころは、上空にはまだ厚い雲が有った。


が、東南方面の空はすでに茜雲が出現しており、
雲の高度差や雲の陰が雲に差し込んだりしていて、
色合いの複雑な、描画の参考になりそうな雲となっていた。


やがて、西の空も茜色に染まったが、
そんな中を椋鳥の大群が、塒を目指して飛んでいた。


団地周辺はまだ緑が多く、近所の疎林などには、
塒に向かう前に椋鳥が立ち寄っている。
あるときは、団地敷地内の欅に集団の一部が飛来し、
けたたましく鳴いていた。

鳴くことは彼らのコミュニケーションツールなのだろうが、
集団ともなると騒音そのもので余りにも五月蝿く、
糞害なども発生するので人には嫌われ者となっている。
「雉も鳴かずば撃たれまい」ではないが、
「椋鳥も鳴かずば人に追われまい」と・・・・思うのだが。


上の写真の茜雲の下の部分をピクセル等倍でトリミングしたのが下の写真で、
「飛鳥千体図」のごとくで面白いが、
こんな高密度で飛ぶ小鳥がほかにいるのだろうか?
椋鳥がやってくるのは決まって欅が緑に覆われる夏が中心で、
葉が散ってしまえば一羽も飛来しないのである。


18時30分過ぎには都心上空も染まり、
それまで見えなかった富士のシルエットが見えてきた。


さらに、富士の頂きを覆っていた雲が(笠雲)、
傾いた日の光を受け茜色に染まった(巻頭の写真)。

やがて夕焼雲は姿を消して都心は残照に覆われたが、
そんな残照の中、都心のビル群には明かりが点灯し始めていた。
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