MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

夜空の彩雲

2012年08月18日 | 写真

真夜中も街灯の明かりや、
団地廊下の常夜灯の下で騒がしく鳴いていた、
油蝉やミンミンゼミが今夜は静かである。

それだけ外気温が下がったということであろう。
温度が下がると蝉の鳴声は無くなり、
かわって鈴虫やマツムシ等の鳴声が徐々に数を増していく。

秋の虫の声は蝉に比べれば、
なんともか弱く部屋の中にまで届くことは余り無い。

蝉の声に代わって虫の声が聞こえぬものかと、
ベランダに出てみたが、
まだ8階まで届くような虫の輪唱はなかった。

代わりに見つけたのが彩雲のような夜の雲だった(巻頭写真)。
地上の灯りが乱反射して彩を添えているのである。

下の写真には写っていないが、
写真の左手奥が「京葉工業地帯」が広がっていて、
その辺りに雲が立ち込めると、雲は赤色に染まる。


我が家からは南南西に見える市川駅前のビル周辺は、
羽田空港や京浜・川崎工業地帯の灯りで、
周囲の雲や塵はやや赤みを帯びている。


トウキョウスカイツリー周辺は、
都心のネオンなどで複雑な色に染まることが多い。


スカイツリーの派手なライトアップを見るに付け、
私は何のために省電力しているのかと自問するが、
やはり多くの人に支持されていることを思えば、
撮り残しておくのも必要かと・・・・・・ハチリ!

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返咲の藤、狐の剃刀、釣舟草など

2012年08月17日 | 大町公園(市川市動植物園)にて

今日も朝から雲の無い快晴の様子なので、
真昼時を避け8時すぎから大町公園を散歩。

後援手前にある梨農家の直売店を見ると、
「箱詰め幸水の予約終了」との表示があり、
横には「豊水」の予約を開始と・・

つい先日販売を開始したばかりの「幸水」の季節が、
終わりを告げているのである。

移ろい行く季節のなんと早いことか・・・ため息ばかりである。

巻頭の写真は「薔薇園」近くの藤棚で見つけた、
返り咲きの藤の花。

大町公園には数多くの「ツリフネソウ」が自生しているが、
まだ時季的には早く、
この一輪だけが咲いていた。


もしかすると初めて見るであろう(名前不明のまま見ている可能性はある)、
「キツネノカミソリ」
彼岸花と同じ仲間で、全草が有毒だが、
咲く時季や花の形状が異なる。
草叢の中で「ひっそり」と咲いていた。


オモダカの花で吸蜜する紋白蝶。


ルリシジミ、
産卵中のようだった。


先日のラジオ放送で、
ヒカゲチョウの仲間は足が「6本ではなく4本」であることを知った。
で・・・・
「えーーーー昆虫なのにまさか」と思いつつ過去の写真を調べてみると、
「確かに・・・・4本足」

ということで「4本足」は近日中に投稿の予定。
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うろこぐも

2012年08月16日 | 写真

鱗雲を見ると、秋の訪れも間もなくかも知れないと思う。
が・・・
8月16日は全国的に酷暑で、38度を越えたところもあった。
当地でも33度、
だから外出はしない。

ベランダから外を見ると鱗雲が輝いていた。



PC不調により、この記事は8月17日の投稿です。
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秋を探しに公園へ

2012年08月15日 | 21世紀の森と広場で(松戸)

天候不順や猛暑、あるいはオリンピック観戦による睡眠不足のため、
久しぶりの公園散歩となった。
エアコンの効いた部屋で一週間も体を休ませていたため、
涼しさに慣れてしまい、
いつもはなんでもない公園半周の散歩が、
苦痛に感じるほどであった。

夕方の気象予報によると、
明日から10日間程度は厳しい残暑が続くようで、
平均32~34℃の猛暑日が続くという。
が・・・
自然はすでに秋の気配を感じ取っていて、
コスモスや野菊、吾亦紅、萩などが咲き始めている。

昔の雑木林では良く見かけた吾亦紅だが、
最近はほとんど見かけなくなってしまった。
子供のころの月見の飾りには欠かせない花だった・・・・


真夏にも早咲きのコスモスが一、二輪咲いているのを目にすることがあるが、
まとまって咲き出すのはやはり秋なのである。


向日葵といえば夏を代表するような花だが、
遅咲きの花もあるようで、
公園内では3箇所に植えられていて、
初夏、盛夏、晩夏と時季を違えて咲いている。
午後からの散歩だったので、花の正面からは逆光となった。


遊歩道を歩いていると、
もの寂しげな蜩の合唱が、
歩みにあわせるかのように絶え間無く聞こえてきた。
すぐ近くで鳴いている筈なのに、
足を止めて樹木の幹などを捜しても、
見つけることが出来なかった。
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ひぐらし

2012年08月14日 | 写真俳句

茜に染まった雲を撮っていると、
空き家となった集合住宅の方向から、
蜩の鳴き声が聞こえてきた。

数匹で鳴いていると物悲しさが漂うような、
そんな雰囲気のある蜩だが、
茜色に一日の終わりを感じているのか、
一斉に、まるで唱和しているかのように鳴いていた。
が・・・・
茜色が消えると蜩の鳴声も聞こえなくなった。
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