久しぶりに本格的な断捨離をし始めた。
まず、押し入れからやっつけよー!と意気込むも、アルバムを開いて進まないというお約束はさておき。
大切に袋に入った手紙が出てきた。
10通ほどの手紙。
高校卒業して、看護師になるために愛知に出た私と、沖縄に残った幼馴染との手紙のやりとりをしていた時の物。
あれから30年近く経つんだなぁ。
私は、50の背中が見え始めたお年頃。
でも、彼女は永遠の20代です。
もっとたくさん手紙のやりとりをしていたはずなのに、全部を残していなかった自分に腹が立つ反面、これだけでも持ち帰っていた自分を褒めたい気持ち。
子供の頃から見慣れた彼女の文字で
封筒に書かれた旧姓の名前。
何気ない彼女の日常を、電話で話してるみたいに綴られた文章、私を気づかう言葉。
彼女との別れから、初めてこの手紙を読み返せるようになった時には、涙が止まらなかったけど
今は、文字、言葉一つ一つが、温かく、優しく、私の心を満たしていく様な感覚になります。
今のように、メールやSNSのない時代、
携帯電話もまだ普及していない時代だったおかげで、私には宝物が残されました。
私はおばぁちゃんになって、若く可愛いままの幼馴染に会えるといいなぁ。