makoの喜怒哀楽

俳句は自分史・転記は禁じます

角川平成俳壇8月号・入選しました

2018-07-27 | 入選俳句39・それ以降は日記に含まれる

角川平成俳壇8月号に入選しました。

それも、「推薦」で採っていただきました。

最初は、細かい字の中に書かれている並入選を探していました。

出勤前の車の中で、がんがんクーラーをかけながら^^;

ナイ、ないのです^^;

やっぱり今月号は入選ならずかぁ・・。

まま、もう一度最初のページから見直してみることに。

二枚目のページの、それも、太字で書かれている「推薦」

の中に私の俳号が載っていたのでした。

見逃していました、「がっかり後の嬉しさよ!」^^v

 

春の季語。「暖か」をわざとひらがな表記で「あたたかし」としました。

途中で「切れ」のない、いわゆる一物仕立ての句です。

推薦・入選になる句はと言うと、大方は「一物仕立て」の句に在ると、

私たちの先生はおっしゃいます。

それを意識して作るようにといつも指導なさいます。

初心の頃は、「や」「かな」「けり」の「切れ」を用いることによって、

より俳句らしくなるとばかりに作っていました。

 

うんちくはさておき、その入選句はこうです。

推薦入選句には選者先生の選評が特別にいただけます。

   「新生児を抱いたときの温もりを、

    ついさっきまで母親の胎内にいた温かさと感じとったのだろう。

    まだまだ小さく軽い嬰児だが、体温だけはしっかりと高い。

    生まれたての赤ちゃんを大切に抱いている様子が、ありありと見えてくる」

という講評をいただきました。

 

実は私の娘、産科医の言う通りにして授かった子でした。

不妊治療をしていたのです私。

卵管のどこかの捻じれができているかも知れないと、

造影剤を入れてレントゲンを撮っていただきました。

卵管に異常はなく、流した造影剤が功を奏した形になって、自然妊娠しました。

ドクターの予想通りとなったのです。

結婚して3年目を迎えていました。

今では不妊治療もそう珍しいことではありませんが、

当時は心無い言葉が耳に入ったりして落ち込んだこともありました。

食べ物、ライフスタイルなど、全てドクターの指示通りに行動しました。

 

授かった命ですから切迫流産の恐れを避けて、すぐ入院となりました。

でも、ルンルン気分です^^♪

「こんな明るい患者さん、今まで観たことがない!」

看護師さんに言われたくらいです^^;

ほんとに、旅行にでも行く気分で入院準備もしました♪

8か月になった折に、頑固な逆子になって再び入院し、それも治してしていただきました。

娘は頭の上に手をやり、自分で羊水の中を泳いでいる形になり、逆子になるのだそうです。

普通、胎児って、胸の前に手を組んでいる形で丸まっているんですって。

あはは、お転婆なのかしらん、娘。

私がお風呂に入ったあとに逆子になるのです。

もう何度もですから、あ、またひっくり返った、って判るのでした^^;

逆子のリスクは破水になりかねないし、

何よりも臍の緒が絡まっているのではないかとも。

ドクターはそこを一番案じていたと、後から聞きました。

娘は全てをクリアしていてくれました^^v

 

さてさて、「あたたかさ」は産着に身を包まれた娘を胸に抱いた折に感じたのでしょうか^^?

いいえぇ~もっと衝撃的な感触です♪

「ほうら、元気な子だよ!」

何と、生まれたばかりの娘を私の「お腹の上に」載せてくださったのです。

まだ体指のついたままの嬰児でした^^;

・・・うわぁあああ、、何と暖かいこと・・・

「先生、ありがとうございます!」思わずお礼を言ったのでした。

「生まれてきてくれてありがとう」なんて照れくさくて言えなかった。

代わりに涙が溢れました^^;

 

あれから今や娘は、団子threeボーイズの母となり、

私はmakoばぁばになりました。

その団子threeボーイズの①を、一番に抱いたのはこのmakoばぁばだったのです^^v

勿論、あたたかかったです。

「お母さんに一番に抱いて欲しかったから」と言ってくれたのでした。

季節は8月でしたが、その暖かさは娘の折と同じ暖かさでした。

いえ、それ以上かも知れません^^♪

その団子①は今や、中2になりました。もはや、抱くことは出来ませぬ^^;

その代わり、団子②、③とは思い切りハグしますけどね。

いえいえ、させていただいておりますと言うのが正しいかも♪

 

あ、そうそ、自分が不妊治療の上に授かった子だとは未だ知らない娘です。

もしこれを目にすることがあったら、初耳になる訳です。

話す機会がなかったような気がします。

隠すことでもありませんが^^v