アニメのルーツ 鳥獣人物戯画

世界に誇れる日本のアニメ

その描写は素晴らしい

日本人、独自の精神と繊細さが息づいている

それは昔から、ずっと受け継がれて来た匠の技

それは昔から、ずっと受け継がれて来た心

それがアニメの中に息づいている

しっかりと息づいている




今から800年ほど前
12～13世紀にかけて
平安時代末期～鎌倉時代初期に描かれた

京都の高山寺、明恵上人によって伝えられる

ちょっと、おどけた水墨画の絵巻物



作者は不明

甲、乙、丙、丁の四巻からなる

甲巻だけでも長さは11m50㎝

猿やうさぎやカエルなど11種類の動物たちが描かれている



物語はない

言葉もない

あるのは絵だけ



だから見る者の想像を駆り立てる



ここに日本のアニメのルーツがある



絵だけに頼らず

言葉だけに頼らず

見る者の心の中に物語を作る

絵がどんどんと変わって

場面がどんどんと変わって

見る者の心の中に想像の波を駆り立てる



日本人の心が息づいている

どんなに立派な絵画より

どんなに美しい絵画より


この、ちょっとユーモラスな水墨画が

日本のアニメのルーツを想わせてくれるのは

ちょっと不思議で

そして誇らしいことであると想うのです





ヾ(o´∀｀o)ノ



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