2022年の10月 雪組公演『蒼穹の昴』
トップスター彩風咲奈と朝月希和
原作は望海風斗の壬生義士伝でも、お馴染みの浅田次郎
宝塚では明治維新を成し遂げた日本も関わっている久しぶりの中国物
中国物ということでなんだか少しテンションが下がっていたが何のその
私にとっての宝塚歌劇史上最高の舞台となった
私の記憶には儚い小学生の時の観劇初体験から
中学生になり鳳欄に出会ってからの無我夢中の宝塚人生
大人になってからのこのままでは結婚出来ない問題で宝塚を封じ込めた時期を除いた中で宝塚歌劇史上最高の舞台となった
一幕の終わりの咲ちゃんの歌声
昴を歌い上げる咲ちゃんの歌声
その歌声が劇場中を包み込んで私に向かって押し寄せて来る
震えるような感動が津波のように押し寄せ涙が溢れる
これはいったいなんなんだって
これはいったいどういうことって
今の自分に何が起きているのか
あまりの勢いで押し寄せる感動が何なのか
今の自分の状況が自分で把握し切れず困惑
こんな経験初めて
私の頭の中は大混乱
最後に咲ちゃんの歌声の後にはコーラスが更なる感動の余韻をそそる
どんどん感動が溢れ出す
震えるような感動が私を包み込む
こんな震える感動は生まれ初めて
しばらくはその感動で体が痺れて立ち上がる事が出来なかった
この感動はどこから来るのか
私は咲ちゃんが大好き
咲ちゃんが2番手の時からのファン
咲ちゃんの舞台でのスラッとした立ち姿は超絶カッコいい
宝塚で唯一無二の存在だと私は思っている
咲ちゃんが2番手の時のトップは望海さん
のぞさんは誰もが認める歌声の持ち主
だけど、そののぞさんの歌声にもこんな感動はなかった
『蒼穹の昴』の初めての観劇の時も
二度目の観劇の時も
そして三度目の観劇の時も
この震えるような感動が劇場中に溢れて
私に向かって押し寄せて来る
涙が溢れ出る
この感動はいったいどこから来るのか
この感動の正体はいったいなんなのか
劇場中を包み込むような咲ちゃんの美しい歌声
一幕の貧しさに抗い生きる様々な人々の忘却
それでも生き抜こうとする人々の魂
蒼穹の昴を目指して
それらが更なる感情を揺さぶるのか
魂を揺さぶる感動
心も体も震えるような感動
私のもとへ押し寄せる感動
でも、でも本当はそれ以上の感動なのに、それを表す言葉が見つからない
私のつたない語彙力ではこの気持ちを表現する日本語が悲しいかな見つからない
一幕の咲ちゃん演じる梁文秀やあーさが演じる春児や希和ちゃん演じるリンリンや専家の人々等、様々な人達の演技も私を感動の極みへと押し上げる
咲ちゃんが一幕の終わりに歌い上げた壮大な歌「昴よ」
脚本、演出を手掛けた原田先生による心うつ素晴らしい歌詞
作曲は玉麻尚一先生
フィナーレの群舞での見事な程に美しいダンスの時にも使われている
まさに名曲
スラッと美しい咲ちゃんがとっても似合う赤い中国服を着て歌い上げる
その美しさも圧巻
『蒼穹の昴』主題歌 「昴よ」
昴よ
なぜ姿を見せぬ
なぜ大地を照らさぬ
尊き命の炎は消え
天を彷徨うとき
その気高き志はどこへ
どこへ向かうのか
昴よ
おまえ光あればこそ
人は闇夜を恐れない
おまえの光あるかぎり
たどり着けると
ならば なぶる風の中
闇 つんざく魂となり
天の果て おまえのもとへ
この暗闇を超えて 俺は戦う
昴よ 見ていろ
命をかけて おまえにたどり着くと
魂を目覚めさせ揺り動かす歌声
心の奥に染み渡る
でも、この感動をこれ以上に表す言葉が見つからない
魂を目覚めさせ心を揺り動かす歌声
私にとって史上最高、感動の曲です
そして私にとって史上最高の感動の舞台でした
私の人生の中で、この舞台に出会えた事
宝塚に、そして咲ちゃんに出会えた事を天に感謝
この感動を与えてくれた雪組の美しい皆様
素晴らしい舞台をありがとうございます
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