
結婚記念日が近いので、何か特別な料理をと思ってロールキャベツを作った。
結婚してからは一度も作ったことない気がする。
だからこそいいのかなと思いついた。
夫婦はそんなにいい雰囲気じゃなかったので、作るかどうか迷ったけど、相手の反応見て様子見て出方を変えるのは本当に疲れるので、淡々と、私は私発信で愛情表現をするんだと夕方やっと重い腰を上げた。
結婚前に作ってみた時はキャベツを先に湯がくなんて知らなくて、そのまま巻いたから折れて大変だった気がする笑
それか、芯から外す時に折れてしまったんだっけ。もううっすらとしか記憶がない。
結婚当初、義理の母に、ロールキャベツをやるときはキャベツをまず丸ごと茹でると聞いて、そんな壮大な料理は私にはできないと放棄してきた。
しかしながら、伝説の家政婦のタサン志麻さんのレシピでは、
「キャベツは芯から何枚かはずして、小さければ重ねて継ぎ足せばいい」
とあったので一気にハードルが下がった。
うちに半分のキャベツがある、余らせたくはない、継ぎ足せばいいし、とスーパーで買わずに帰って冷蔵庫開けたら半分より小さかった。
まぁいいやととりあえず無造作にキャベツを芯からはずして、手当たり次第鍋に入れて茹でた。
あとは本当に3枚も4枚も使ってつぎはぎでなんとか肉だねを巻いていった。
ロールキャベツというと自分にとっては壮大な料理だったけども、作ってみるとちょっとしたひと手間で家族がすごく喜んだので面白かった。
面白かったはなんかちがうかー 嬉しかった。
いびつだけど、なんちゃってロールキャベツは幸せだった。
険悪だったのに、ワインを買ってくれてて簡単に雪解けした。
小手先の働きかけでこねくり回して事態をなんとかしたいと焦ってきたけど、目の前のごちゃごちゃは放置して、とりあえず気負わずなんちゃってロールキャベツを作るっていう手法、色々に応用できそうだなと思った。
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