萬望工房

~気ままにフヨフヨ~

御所・障壁画展

2007年01月10日 | 芸術
今日はいい天気でスタートです。
休みの日に天気がいいとうれしいですね~
で、洗濯をしたり少し掃除もしたりして家の用事を済ませたら
いざ、出発。

今日の行き先は京都国立博物館
現在の特別展「京都御所障壁画」を観に行きました。
まだ会期はあるし来週にしようかと考えていたのですが
調べたら、新日曜美術館で次回放映されるというので
混雑を避けるために今日に変更しました。
案の定、会場は空いていてゆっくり見て回ることができました。
秋の御所公開のときに遠くからちらっとしか見ることのできなかった
襖絵が近くでじっくり観賞できました。
とても100年以上経っているとはおもえない色鮮やかな作品が多く
また、図柄も天皇という立場を考えさせられる、故事や和歌などを意識したものでした。
人も少ないので、椅子に座ったりしながらゆっくり観ていたら
突然携帯の着信音が。
見張りの人が犯人を探す中、鳴り止まない音。
犯人はかなりの常習犯とみました。
自分が見張りの人の視界からはずれた瞬間ポケットに手を入れ電源を切り
何食わぬ顔で観賞していました。
あわてず冷静な犯行隠しに、係りの人は気づけず終わりました。
見事だけれど…

マナーモードにぐらいしておけ!

その後、久しぶりに常設展も鑑賞。
新春特別展示の高台寺蒔絵と南蛮漆器はすばらしかったです。
特に南蛮漆器の長持や箪笥に施された螺鈿の見事さに感動。
とても常設とは思えない品揃えに、さすが京都国立博物館。
大満足でした。

お昼は併設されている喫茶店。
日替わりランチを頼んだら、2分もしないのにハンバーグが出てきた。
味は… 想像にお任せします。
結構、他にも店舗を持っている喫茶店でした。


神坂雪佳展

2006年10月07日 | 芸術
最近、琳派の展覧会が盛り上がっているような。
先日のプライスコレクションも人気だったけど
今日見てきた「神坂雪佳展」も近世の琳派
とってもかわいらしい犬の絵に惹かれて見に行ってきました。

展覧会の作品はほとんど細見美術館のもので
宗達や光淋・抱一の作品もありました。

雪佳は光淋を目標にしていたのか、絵画以外の工芸もデザインしていて
見ていると古いのに斬新な構図がおもしろかったです。
なかに細見美術館で買ったポストカードの金魚の掛軸があり
その表装が簾をイメージした裂で素敵でした。
他に印象が強かったのは「山姥図」
幽霊画より迫力があって怖かったです。
おもわず鳥肌立ちました。

神坂雪佳が気に入って、つい図録を手にしてしまいました。
デザインの参考書にします。
ついでに細見美術館の割引券ももらったので今度行こうかな。

「神坂雪佳展」は高島屋でやっていますが
午後6時以降に入場すると800円が400円で入れます。
もちろん私は6時過ぎに行きました。

<おまけ>
同じ階で「バカラ展」やっていたんだけど
バカラのクリスタルの仏像があって笑えました。
しかも盆栽の松の隣。
コンセプトは世界が注目する日本文化でしょうか?


若冲!

2006年09月27日 | 芸術
行ってきました!プライスコレクション!
私の大好きな伊藤若冲の「鳥獣花木図屏風」をはじめ
芦雪や抱一など多彩なコレクションが出品されるときいていて
すごく楽しみにしていました。
日曜日なら大混雑であろう展示会も、平日とあってゆっくり見ることができました。
いろいろ見たいものはあったけれど
やっぱり若冲はサイコー!
本格的な絵を描きつつユーモアもたっぷり。
でも繊細にすばらしい描写力の持ち主。
今回は水墨の鶴を様々な角度で描いた屏風もあり
その構図と表情のおもしろさ。
見てて楽しい~!
何年か前にやった「若冲展」で見たものも、改めて見れて満足でした。

他にも、芦雪の「白象黒牛図屏風」や其一の「群鶴図屏風」など
すばらしい作品の数々をみてきました。
もう一人、好きな河鍋暁斎も何点かあり、プライスさんの見る目に共感を覚えました。

京都では酒井抱一の「十二ヶ月花鳥図」を仮設の床の間を並べて
自然光で見せる趣向がありました。
12幅並んでいると結構圧巻です。

今回グッズの中に、若冲の「鳥獣花木図屏風」のルービックキューブがあります。
テレビで見て絶対買うぞ!と意気込んでいました。
できれば保存用と実践用に2個欲しかったけれど1個にしました。

理由は…

誰か私に買ってください



「大絵巻展」

2006年06月02日 | 芸術
京都国立博物館で今週末まで開催の「大絵巻展」
どうやらすごい人気らしいので、金曜日の夜間延長が空いているだろうと会社が終わってから行ってきました。

すこし残業して6時半過ぎていたので、あせって自転車こいで七条へ
坂が多いの忘れていました。
おとなしくバスを待っていればよかったと少し後悔。
腹の虫押さえのパンをかじりながら7時前には到着。

チケット売り場は…っん? 

「ただいま、30分待ちで~す」
と、入口で係員のお姉さん。

うそでしょ?
入場があと30分しかないのに30分待ちって…
しかしここまで来て帰る気にはなれないので並びました。
意外と順調に進んで、20分位でいざ入館!
やっぱり入場制限したくなる人の数でした。

絵巻物に近づけない。

とくに「鳥獣戯画」や「源氏物語絵巻」は二つ前の展示室から行列が。
「鳥獣戯画」は一番のお目当てだったけれど並びたくなかったので
横目でのぞきながらまずは奥の展示室から。
前に行った友人から、閉館前に逆行して見るとゆっくり見れるよと
アドバイスを受けていました。
実際に、入場が終わってしばらくたった入口付近はガラガラ。
ゆっくりと楽しませていただきました。
でもやっぱり「鳥獣戯画」は大行列。
まあ、いつか高山寺に見に行こうと思います。

それにしても、昔の人の想像力はすごい。

絵巻物はおもしろい

「江戸の誘惑」

2006年05月21日 | 芸術
今日は前から見たかった「江戸の誘惑展」を見に行ってきました。
初めて行った神戸市立博物館。
建物に感動する間も無く、入口に行列が…
朝一番乗りの予定だったのに。
並んで、チケット買って、いざ浮世絵~
人が多すぎて見えません

しかし、あきらめずひたすら前進!

近くで見たら色の綺麗さに感動です。
着物のすみずみまで丁寧に描かれていて
しかも保存状態が良い。
よくぞ残しておいてくれた!

チラシを見たときは北斎をメインに考えていたけれど
実際は、春信や豊春などさまざまな画家の作品があり
どれも見ごたえ充分でした。
全体的には美人画が多かったかな。
お気に入りは、松野親信の「立姿遊女図」
とにかく着物が綺麗。
また、顔がぽっちゃりと愛嬌あって可愛かったです。

鳥山石燕の「百鬼夜行図巻」があったのには驚きました。

「百鬼夜行図」といえば「京極夏彦」
今回、行く途中で電車の隣に座っていた人が読んでいたのは
「姑獲鳥の夏」(京極夏彦著)
見終わってから、かかってきた電話の相手は
「京極夏彦」を薦めて本を貸してくれた人。

すばらしい繋がりです。

今回の展覧会は、着物の人物画が多いので
着物を着てきた人は半額キャンペーンをやっていたのですが
実際の会場で着物姿の人は一人だけでした。
今日は天気がよく、暑かったしね。

お昼ごはんがてら南京町の中華街へ。
肉まんにビーフンにタピオカ入りミルクティー
どれも美味しくいただきました。
お土産にピータン買って、満足!

楽しい神戸でした。
また行くぞ~


「京どっせ展」

2006年05月20日 | 芸術
今日のお昼は久々の青空。

おもわず寄り道をして、みやこめっせで展示中の
「京どっせ展」を見てきました。

鈴木悠斎(河内マサヤン)さんが京都の名所を
花札に盛り込んだ、楽しい絵です。
しかし、花札の元の絵柄って…
なつかしすぎて忘れてる~!
どんなものがあったのか。
説明を読みながら思い出していました。
高い札の絵はなんとなく覚えていたけど
短冊などはサッパリ。
小学生以来だからな~
でも、マサヤンさんの書く文字も味わい深く
また京都の名所の取り入れ方がうまいと思いました。

ポストカードとかあったら欲しかったけれど残念。
生絵は手が届かない金額で売っていたけどね。

そのうち作品集がでるかなぁ

今度は東京シリーズ作成だそうです。