萬望工房

~気ままにフヨフヨ~

紅葉三昧

2006年11月29日 | 京都散策
今日は友達と着物で紅葉見物に
銀閣寺から哲学の道を歩いて永観堂へ

どちらも紅葉真っ盛り。

普段の何倍もの人・人・人

でも、真っ赤に色づいた紅葉や銀杏を眺めて秋を満喫。
特に銀閣寺では、着物特典で特別公開の襖絵を半額で拝観してきました。
前から見たかった奥田元宋の襖絵。
燃えるような紅葉の山が小さな部屋に大画面で迫ってくるようでした。
また、床の間から違い棚、襖と続く奥入瀬渓流を描いた部屋は
BGMに実際の裏側の庭から聞こえる水音と一緒に堪能できました。

次は、紅葉の永観堂へ

っと、でもその前に寄り道を。
大好きな「きみ家」で京雑煮&豆かんセット。
だしの効いた白味噌にお餅と生麩。
シンプルだけどとっても美味しかった。
豆かんは何度食べてもやめられません。

哲学の道は春に比べると空いていましたが
恐ろしいことになっていたのは永観堂。
次々にやってくる観光バスと団体客。
以前、夏に来たときとは比較にならない騒がしさでした。

ただし、紅葉はとってもきれいでした。


夜の貴船

2006年11月22日 | 京都散策
鞍馬山を脱出して、貴船に無事到着。
まずは休憩と、粟餅入りぜんざいを食す。
疲れたあとの甘味は幸せです。

そして、気が付けばライトがポツポツと点灯。
すっかり日が落ちたときには綺麗なライトアップロードが。

沿道の料理屋や川沿いの紅葉が照らされ幻想的。
貴船神社も灯篭で飾られていました。
まだ平日だったからか、食事ところが空いていました。
でも今回はパス。
紅葉だけで十分でした。

帰りは貴船口までバスに乗り、また叡山電車で出町柳へ。
行きに見た紅葉は、帰りも楽しめました。
ライトアップしているからと、その区間は車内灯を消して徐行。
こちらも、とても綺麗でした。

今度は疲れすぎないように、貴船だけか鞍馬だけに分けて行こうと思います。


鞍馬で修行

2006年11月22日 | 京都散策
転職して、一週間通しで働いて、初の休みです。
昨夜はさすがに疲れが足に来た~って思っていたのに
なぜか休みになると出かけたくなります。

当初の予定は、特売の卵を買いに行って、掃除して、料理のストック作って
それから近所に散歩でした。

しかし、なぜか山に登りたくなって行き先変更。

いざ!鞍馬山!

出町柳駅から叡山電車にゆられて鞍馬へ。
今回、叡山電車を初めて乗ったのですが
途中の紅葉のトンネルを見せるためにゆっくりと走行してくれて
行きながらも紅葉を楽しめました。

混雑をさけるため、昼過ぎに出発したのに団体様に遭遇。
やり過ごすために鞍馬寺の門前で昼食。
名物の「雲珠そば」をいただきました。
温かいざる蕎麦を薬味たっぷりのつゆに付けて食べるもので
突き出しに付いてきた蕗煮は山椒たっぷりでした。

腹ごしらえも終わって、石段を見上げて、いざ出発。
紅葉もかなり見頃でした。
入口である仁王門をくぐって、ケーブルに乗って
紅葉を眺めながら多宝塔へ…
というつもりだったのですが、先ほどの団体様が大行列。
ケーブルは40分待ちとのこと。
「歩いたほうが早いよ」
と、受付のおじちゃん。
せっかくの景色だからと歩いて登ることに。

いろいろな木々が色づいて、綺麗だな~と
気が付けば、火祭りで有名な由岐神社。
大きな杉の木と渋い建物が印象的でした。
境内には、かわいい天狗のおみくじ。
さすが、天狗の住んでいる山ですね~

さらに山を登る。
階段が続く。
苔むした石段や、周りの景色などを楽しみながら…

金堂へ着く頃には少し疲労がきていました。
でも、登頂記念にご朱印を書いてもらい
眺めの良いベンチで休憩していたら、回復したかも。
というわけで、今度は奥の院を目指すことに。

山を越えれば貴船だぁ~
意気込んで出発したものの、なぜだか人気が少ない。
「クマ・マムシ・ハチに注意」
それは解ります。
「親切を装って近づき、ひったくりや恐喝に注意」
意外と怖いところなんですね。

久しぶりに山登りでした。
足がガクガクきました。
登りよりも下り道。
しかも本殿まではベンチがいっぱいあったのに
なぜか一つも無い。

貴船川のせせらぎ音が聞こえたときは、安心しました。
途中で日暮れまで脱出できなかったらどうしようか
本気で心配になるような道のりでした。

次の心配は筋肉痛です。










真如堂の紅葉

2006年11月15日 | 京都散策
今日は朝から知恩寺の手作り市へ。
今度から水曜日休みになったので行き納めを兼ねて楽しんできました。

収穫は、純粋はちみつ(今回はこれがお目当てでした)
陶器のお香立て・ガーゼの手染めのハンカチ・ポチ袋・織部焼きの片口
次に15日が水曜日になるのは8月だから、ずーっと行けなさそう。
でも、他にも市はあるからいっか。

そのあと少し用事をすませて、今度は真如堂へ。
先日行ったとき、紅葉はまだまだだったけど
今日見たら赤く色づいた木々がちらほら。
また、十日続いた法要の最終日で本尊が御開帳されるとあって
たくさんの人で賑わっていた。

本尊をお参りし、本堂を観賞してお目当ての粥をいただく。
「痛風封じの小豆粥」
真如堂と書かれたお茶碗にたっぷり盛られ、昆布の佃煮をトッピング。
ほんのり塩味で小豆のやさしい味がする。
どうやら赤飯をベースにしているらしく、お持ち帰り用もあった。
真如堂特製のお茶碗も販売していて、ちょっと心ひかれた。

帰りに光明寺も少し散策。
前に来たときには三重塔に行かなかったので階段を上ることに。
両側にお墓を眺めつつ、階段を上りきって振り返ると
そこには京都市内を望む展望が。
あらためて高台にあることを実感。
夕方で逆光だったので白っぽくみえた。
雨が降った次の日の、空気の澄みわたった午前中に来たら
どこまで見えるのか。
今度チャレンジしてみたい。




比叡山へ

2006年11月14日 | 京都散策
先日、実家へ帰ったら野菜や毛布と共に京都へ送り届けてもらうことに。
つまりは車で観光を兼ねての配送。
でも、いろいろ持って来れたので感謝です。

今回の観光地リクエストは「比叡山」
紅葉を見るためにごったがえしている街中を抜けるより、確かに滋賀県からの比叡山越えのほうが渋滞に遭わないですむかなと、行き先決定。
ナビのおかげか順調に到着し、いざ散策。
着いたのは『東塔』と呼ばれる比叡山の中心。
延暦寺の総本堂である『根本中堂』などが集まっているところ。
夏でも涼しいといわれるだけあり、紅葉も進んで赤く染まった楓の葉が苔に舞い落ちていました。
今回は少しだけの観光予定だったので、『根本中堂』をメインに見学。
本堂の中には1200年続く炎が灯され、掘り下げられた土台に建つ厨子を見てきました。
延暦寺は織田信長によって焼き討ちに遭い、一度炎も消えたそうです。
しかし分灯した山形のお寺に残っていて、再建した後に戻したとのこと。
滋賀から山形って…
オリンピックの聖火リレーを思い出してしまいました。
江戸時代なら雲僧さんたちが行灯持って歩いて運んだのでしょうか。
その旅話で小説が生まれそうと考えるのは、やはり俗物ですね。

初めて比叡山ドライブウェイを走りました。
ところどころに景色を楽しむ場所がありました。
しかし、眼下に広がるのは白い雲。
「紅葉見所」の看板も台無しでした。
天気がよかったら、琵琶湖を望む展望ができたようです。

次回は晴れた日に行きたいと思いました。

ちなみに、お寺の階段を登った筋肉痛は2日後にきました。
あいたた…




正倉院展

2006年11月10日 | 
おとといから、かなり冷え込んでいる朝早く
泊まりにきた友人と共にバスに乗り京都駅へ
目指すは奈良・正倉院展
混雑を避けて開館前に着いて朝一で観ようと意気込んでいったものの
すでに長い行列が… 平日なのに…

でも意外とすんなり入れて、いざ拝観。
象牙の定規やロウケツ染めの衣裳、古文書などなど。
正倉院の御物を観ていると、その模様の美しさに惚れます。
唐草や花鳥・幾何学文様などに昔は極彩色であっただろう色を思い浮かべながら
ゆっくりと堪能してきました。
ミュージアムショップのも正倉院文様を取り入れたグッズが多々あり
財布と相談しつつ買っちゃいました。

外に出ると、そこには恐ろしい光景が…

二重三重に並んだ人たちと、さらに続いて公園の中まで入っている最後尾。

早起きは正解でした。

さて、まだ11時とはいえお腹がすいたので、近くの茶屋で蕨餅をつまみ
お目当ての茶粥屋さんを目指して、ならまちへ
奈良ホテルの前の荒池の紅葉を愛でつつ歩いて行きました。
ならまちは入り組んでいるので以前もらった地図を片手に確かめながら進むこと約10分
目的のお店に到着。
まだ人もいない店内でさっそく茶粥セットを注文。
「ほうじ茶」と「小豆茶」の二種類あるというので友人と別々にオーダー。
「お腹すいていますか?」の質問に
「すきすぎて死にそうです」と答えた為か
つけあわせののっぺい汁は大盛りでした。
茶粥は、ほうじ茶のほうはさらっとしていてさっぱり系で、小豆茶のほうはほんのり甘みがあり香ばしかったです。
薬味に、胡麻や塩・茶葉・あられなどがあり
いろいろ試した結果、小豆茶には塩、ほうじ茶には胡麻が良く合いました。
デザートには「ならまちドット」という和菓子が。
ほんのりニッキ味で胡桃と餡との組み合わせが絶妙で美味しかったです。

他にも庚申堂や資料館などならまちを散策。

「あすかルビー」味のアイス最中に惹かれて入ったお店で
それは春夏限定のイチゴアイスですと知らされたのは残念だったけど
かわりに食べた「大和茶アイス最中」は美味しかった。

お寺には行かなかったけど、久しぶりの奈良を楽しんできました。











いい「刃」の日?

2006年11月08日 | 京都散策
友人から「今度の水曜日に八坂神社で刃物祭りがあるらしいよ」という情報が。
しかも無料で研いでくれるらしい。
なんだかおもしろそうなので、情報主の友人と共に行くことに。

混んでいると研いでもらえないかもと開始の時間に待ち合わせ。
でも平日だからなのか人気が少ない。
それどころかやっている気配が…

日にち、間違えていない。
八坂神社の境内、あっている。
会場は…刃物神社?本殿の北?

本殿を一周するかのようにまわってみると、ひっそりと仮設テントが。
係りの人におそるおそる
「刃物を研いでいただけると聞いたのですが…」
「はい。預かりますよ。ただ11時から神事があるのでその後になります。
ぜひ神事も参加してください」
「はぁ…」
「護摩木の御炊き上げもやるので一本いかがですか?」
「じゃあ…」
っと、今年はいろいろあったので《家内安全》を願って奉納し
時間まで散策。
11時前に戻ってみると20人弱くらいの参列者が神事の始まりを待っていました。

正直言って、私と友人は「刃物供養祭」とは
刃物屋さんが並び、研ぎのサービスもあって神事は関係者のみの参加だと思っていたので、静粛な会場に驚きでした。
神主さんが祝詞をあげ、お清めをし、護摩焚きをして終りかと思ったら
「玉串の奉納お願いします」とのこと。
前の人から順番に榊を奉納していく。
全員なのかとみていると、積んである量からして全員参加らしい。
前の人にならって一礼して玉串を受け取り、祭壇に置く。
神聖な神事にけっこうドキドキでした。
帰りにお神酒もいただきました。

まさか自分も参加することになるなんて。
まさに「予想外」の祭り。

今年は包丁もって行くのを忘れたので、来年こそは!です。

ただ『11月8日』は「いい刃の日」なのか。
それでこの祭りがあるのかは疑問です。




念願の…

2006年11月04日 | 食べ歩き
お昼過ぎ、用事の帰りに鴨川沿いを自転車で走る。
ふと、もう栗のシーズンも終わりかぁと思ったら
足が出町柳に向かっていました。

大好きな『出町ふたば』
秋には「栗餅」という限定商品が出ている。
去年は買えなくていつもの豆餅を食べていました。

もう11月だけどあるかな?
と、のぞくと
ありました~!
しかも、丹波産の新栗使用ときた!

朝早いと定番意外は出ていないし、おやつの時間は売り切れているし
昼ごろなら空いているかなと見込んでいったけど
さすがは人気店。連休もあってか大行列。

でも負けじと並んで『栗餅』&『福豆餅』ゲット!
餅が固くならないうちにと家に帰って
いつもより丁寧にお茶を入れる。

いつものやわらかいお餅と栗の風味、甘み、あんこの絶妙なハーモニー。
おいしいっす~!
おいしすぎるっす~!!
いつもの豆餅もおいしいけれど、栗が入るとまた。
栗好きにはたまりません。
並んでも買ってよかったです

御所の特別公開

2006年11月03日 | 京都散策
昨日のニュースで知った、秋の御所特別公開。
てっきり申し込みが必要だと思っていたら不要とのこと。
しかも入場無料。
さっそく自転車こいでお出かけ。

入口近くの門の脇に駐輪して、白い砂利道を歩く。
途中で地図を見たらどうやら遠い所に置いてしまったらしい。
まあ、散歩を兼ねてのんびりと。
とおもっていたら、さすがに連休初日
ものすごい観光バスの数。
しまった…昨日に行けばよかった。
でも時間があるからのんびりと。
御所の中にいると不思議と時間がゆっくり流れている感覚になる。

入口で手荷物検査をして入場。

車寄りで十二単の女房に迎え入れられる。
どこをみても手入れが行き届いていて、さすが御所!
植木もすばらしい枝振り。
建物の柱から廊下まで綺麗に磨かれている。
塵一つ落ちていないとはこのことでしょうか。

他にも清涼殿などに十二単の人形や衣装が展示してあり
雅な平安王朝時代の風俗絵巻を楽しみました。

各建物にはきれいな襖絵が描かれていました。
今回は近くに寄って見れなかったけれど
来年の初めから京都国立博物館で特別展を開催するとのこと。
楽しみです。

帰り道にふと足元をみると、黒い靴は砂埃で真っ白に。
拝観は、打ち水の乾かない朝一番がおすすめです。


吉田神社

2006年11月01日 | 京都散策
今日は知恩寺で古書市が開かれるというので
足腰がなまらないように散歩をかねて行ってきました。

行きは白川通りを北上して今出川沿いに歩き
古書市を散策したあと「志七そば 吉田屋」でラーメンをすすり
(魚介系のあっさりスープに極細麺で美味しかったです)
今度は吉田神社越えで真如堂を目指す。

吉田神社のお堂は八角形の珍しい形をしているという情報をもらい
どうしても見てみたかったので、この機会に訪ねてみることにした。

うっそうと木が茂る坂道を(結構きつい)昇り下り
本当にこの道であっているのかと不安になりながらもなんとか到着。

ありました、八角形
茅葺の屋根に朱塗りの柱
あまり大きいとはいえない建物

まわりを見渡すと、全国各地の分社の門が。
「尾張の国」を発見したのでお参りしてきました。

それからさらに坂道を登り下り
まだ青紅葉の真如堂と光明寺を見て丸太町通りへ。

かなり足にきました。
やはり平地と坂道では使う筋肉が違います。
明日は筋肉痛でしょうか…