江ノ電に乗ったんだけど…

疲れやすくなったなあ…年を感じるこの頃…。体調のいい時を見計らって、時差のブログ更新が続くようになりました。ほんとうにやれやれ……。

１０月２日～４日。横浜で四肢麻痺者の情報交換紙「はがき通信」の懇親会が開催されました。９月初めに肺炎と診断され、体力に不安がありぎりぎりまで悩みましたが、みんなの顔を見たらきっと元気になるはず。そして会いたい、と思うと勇気が出てくる。


紙面で、いつもみんなの生活ぶりや活動、工夫など聞かされているけど、顔が見える情報交換は何倍も元気になる。みんなといる間は、不思議と痛みやしんどさを忘れているんですよね…。この度は元気をわけていただこうと、自由行動３日の夕食も一緒に時間を過ごし、最終日も遅くまで話をしました。「辛いのは私一人ではない」あらためて教えられ、みんなの明るい笑顔に思いっきり背中を押されました。ほんとうにすごいな、仲間の存在はこんなに勇気を与えてくれる。

宿泊は横浜ベイシェラトン。以前もこのホテルでしたが、スタッフの方々の応対は行き届き安心出来ます。部屋もバリアフリールームではありませんが、バリアフリールームのように広く使い勝手がいいんですよ。


３日自由行動の日、まずは鎌倉へ行きました。ホームで出会った車椅子のおじさんも鎌倉へ行かれるということで、一緒に電車に乗りました。ベイスターズの観戦に、今年広島へ３回来られたそうです。お好み焼き屋、なんと「がんす」と言う広島の揚げ半のことまで、詳しくって話が盛り上がる。鎌倉へ着くと、数少ない車椅子トイレの個所を丁寧に教えて下さいました。いい人だったなあ…。

小町通り入り口に、楽しそうなペコちゃん発見。


まあ……すごい人！
鎌倉って、落ち着きのある情緒豊かな所と思っていたけど…。気になるお店がたくさんあるけど、とてもゆっくり見れる雰囲気ではない。この度の鎌倉へ着た一番の目標は、鶴岡八幡宮へお参りして、折鶴の形をしたお守りを手に入れること。大切な方が闘病されていて、どうしても届けたかったのです。

とにかく先に鶴岡八幡宮へ行くことにしました。小町通りを通り過ぎるとありました。ここもたくさんの参拝客でにぎわっています。


結婚式の前撮りも２、３見かけ、結婚式にも出くわしあたたかな気分になりました。


幸せのシャワーを浴びた感じ、幸せのおこぼれをいただいたかな…。

参拝を済ませ、小町通りに戻ると観光客はさらに増え、お店に入るなんてとてもとても。昼食のお店もどこもいっぱいや完売で見つからない。何とか食事を済ませたけど時間はすでに３時前。とにかく江ノ電に乗りたかったので、長谷寺は諦め江ノ島まで江ノ電で行くことにしました。しかしすごい人で電車の姿もはっきりと見ることもなく、車内はゆっくり景色を見ながら…どころかギュウギュウの通勤電車状態。

江ノ島到着。


湘南、江の島と言えば大好きなチューブやサザン。江の島の浮かぶ海の風景をゆっくり鑑賞したかったけど、時間がないので江の島の手前まで行き、そのまま帰りました。滞在時間約２０分。

帰りの電車の中では海が見えるドア向きに立ちました。サーファーでいっぱい。


結局あこがれの江ノ電は、江の島まで行って帰ったという、乗っただけということになりました。今度は、時間をゆっくりとっていろんな駅で降りて散策したいなあ、と思いました。

そうそう、横浜といえば小田和正。大好きな「マイホームタウン」という歌の中に“根岸線”という名前が出て来る。どんな線だろうと思っていました。その根岸線と書かれた案内を見つけた…。


たったそれだけのことなのに、嬉しくなった。なんだか「マイホームタウン」の歌の中にいるような気分になりました。このマイホームタウンを聞くと、ふるさと大崎上島を思い出すんですよね。海育ちの私、やっぱり海がいいですね。海が大好きです…。