ポンポンダリアの独り言

毎日、何気なく生活する中で感じた事を気の向くまま、思うがままに投稿して見ようと思いました。

カラス

2010年05月23日 | Weblog
“カラス~なぜ鳴くの、カラスは山に~可愛い七つの子があるからよ~”と童謡で良く歌っている頃はカラスの存在も気にもならないでした。夕暮れ時に山に帰るカラスの黒い姿も夕日に照らされて黒く浮き上がって「カァカァ・・・」と鳴く声も情緒を感じたものでした。

最近のカラスは数も多く貪欲でいつも我々の回りで様子を伺っているようです。
一世紀昔、ヒッチコックの映画で「鳥」という映画があり、その映画の中で主人公が無数の鳥に囲まれるシーンがありましたが、その様なシーンを再現するかの様にカラスが多く出没して来ていてなんだか不気味です。

5月21日の“朝日新聞”に「社会映すカラスの巣」という記事に書かれていましたが、その生態は人間社会の写し絵になっているようです。
なんと地域によっては卵の色が違うようです。又巣においても所変われば違った巣があるようです。銀座の巣では電気コード、ビニール紐を利用した巣には白色の卵、競走馬の町では巣材に馬の毛が使われている。長崎県諫早市の巣にはテグス(釣り糸)を活用されたり、東京・お台場では防虫ネットなど、巣の内装はほぼ100%の人工素材だそうです。他には洗濯ハンガー、住宅の断熱材となるグラスウール、車のシートの化繊綿なども巣の材料だそうです。
人が出す生ごみの量や質によって産む卵の数も違うそうです。栄養価の高い生ごみが大量に捨てられる様になった為か東京都心ではカラスが80年代に増えてきたそうです。
人間が撒いた種でカラスが増えたのに人に嫌われているカラスも良い迷惑の様にも思いました。カラス側から言わせれば・・・カラスの勝手でしょ!と言いたげに思いました。
何でも人間が事の始まりを作るようにも思いました。