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百日紅に積もった雪、花が咲いたようです。
話題の映画、山田洋次監督「おとうと」兄弟の絆を考えさせる映画とあるのでどのような絆なのか?見に行きました。
笑福亭鶴瓶演ずる“おとうと”吉永小百合演ずる“姉”破天荒な弟のする失態を姉はその尻拭いをし、無償の愛をそそぐ。と言った内容です。無償とは見返りを求めない事で、血のつながりがないと出来ない事なのかもわかりません。
その“おとうと”は酒を好みその為に身を崩して行ったことに私は興味を持ちました。
もし酒さえ飲まなければ身も崩さずにすんだのではないか?と思いました。酒飲みは前後の境も無く酒に飲まれ理性をなくす、始末の悪いものだと思っています。
又“姉”も“おとうと”を過保護にしているようにも感じました。映画の中のあの姉のように物静かには私には絶対出来ない事だとも思いました。
最後の場面では“おとうと”は行方不明になっていて、病気に掛かり野垂れ死にする所を運良くNPOの団体のホスピスに救われそこで手厚い介護を受けていました。ガン蝕まれた体は元に戻らず姉に看取られて一生を終えます。
昔から親は子供が手が掛かるほど可愛い・・・と申しますが、それと同じで姉もどうにもならないおとうとがふびんで可愛くて弟につくしたのだとも思いました。
自分の心に無償の愛とは・・・と考えさせられる映画でした。
午後からは朝の雪はとっくに溶けて雪景色は一瞬の幻の様でもありました。
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