小さな幸せが嬉しいなぁ~*♪

わんちゃん大好きです。

出発の日です。

2014年07月02日 | 日記

出発の朝。

朝風呂に入りシャンプーをして体を洗ってあげて....

いつもの様に私は見守りながら一緒にいます。

母上様はのおっぱいはとても豊です~♥

でもこの数年は縮んで来てぺったんこになってしまって....

湯船にぷわぁ~ぷわぁ~揺れて浮かんでいます。

あぁ..これを見るのも最後だわ~と思いながら(笑)

湯船につかりながら....母上様のお礼は続きました...

床屋さんをしてもらってありがとう....体を洗ってもらってありがとう...

うんちを出してもらった時は嬉しかった

えぇ....それ.....覚えているの? これにはちょっと驚きましたね。

記憶が定かではない毎日なのに.....

きっと母上様の中では摘便は強烈な事だったのかもしれません。

便秘でカチコチになってしまって苦しかったんですよね。

 

夜勤明けから息子が帰って来ました。

お母さん.....おばあちゃんはやっぱり行かなきゃだめなの?

そうね.....このままの生活はもう.....限界だもの....

なんだか息子はしんみりとしていました。

 

出発の時....母上様は息子に丁寧にお辞儀をしてさようなら....と。

おばあちゃん! さよならでは無いよ。いつでもまた会えるんだからねっと。息子。

そんな会話の後出発となりました

 

実は前の日...母上様はおいおい声をだして泣いていたんです。

私もパパさんもそんな母をそっとしておきました。

覚悟はしていたものの.....やっぱり嫌だったのですよね。

家族と一緒に住めなくなるなんて...淋しいのは当たり前の事ですから....

無理もありません。

不安だらけでしょうから.....そんな事もあって.....

昨夜の家族みんなは穏やかではなかったのです。

 

施設に着いた時の母上様は優しい先生やスタッフのみなさんに安心した様でした。

お昼の食事のテーブルは大正13年生まれの女性の方の隣でした。

その方はとてもしっかりしていました。

老健ですからリハビリが終わると家に帰ると言う目的の人が多いのです。

お互いにすぐに打ち解けた様で楽しそうにおしゃべりをしていました。

取りあえず第一歩....良かったと胸を撫で下ろしました。

 

家に帰って来て私の目に入ったのは母上様のベットです。

布団がきれいに畳んであったのです。

色んな事に介助が必要だった母上様が....こんな風に出来たなんて

なんだか...涙がぽろぽろと出てしまいました。

息子にそのことを話すと.....僕も涙が出でしまったと....

パパさんは昨夜泣いていたことなども思い出したのか涙ぐんでいた様な....

そんなパパさんは今まで見た事がありません。

嫌だと思っていた母親.....やっぱり親子なんだなぁ....

あんなにすれ違っていた親子なのに.....

 

やっと敷布団に寝られた私ですが..母上様の顔がちらついたり涙が出たりでこの日も

なかなか寝られませんでした。

 

自分の親より長い間一緒に暮らしたのですからたとえ色々とあったとしても

情は移ります。

 

パパさんから....

みいやん頑張ったね。いつも優しくしてくれてありがとう

いやいや.....パパさんよ..頑張ったのは....

昨日はお互いを褒め合ったのでした。(笑)

 

長い36年あまりの呪縛の様な暮らしから開放された様な....

母上様の事ではこの長い年月には辛い事がたくさんありましたから

それと比べたらこんな事くらい全然なんとも思わないわ。と.....

そんな風に思っていたので、優しくも出来たのだと思います。

頓珍漢なことを言う母上様が可愛く思ったりもしていました。

今までの暮らした長い年月が私の心を磨いてくれたのかもしれません。

 

今日はこれから母上様に会いに行って来ます。

書類作成もまだありました。今パパさんが書き終えたところです。

今までは書類作成と言えば、殆どは私がやっておりましたが

母上様の状態を書く以外はすべての書類はパパさんにお願いしました。

では....行ってきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コメント (27)
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