ギター弾きのひとり言

ギターと音楽が趣味の私のひとり言を気が向くままに書いています。

TU-879Sの意外な数値・・・

2008-04-03 | オーディオルーム
TU-879Sに真空管8417(6GB8)を取付けて使用しておりますが、この組合せでの歪率を
測定したところ1KHz 1W で1.4%でした。ちょっと大きいなあと思い、他の球
KT-66(GEC)でも測定してみました。1.3%でした。測定環境が悪いのかなと
思って、他のアンプ(46PP)で測定したところ0.38%(1KHz 1W)でした。
今度は、TU-879Sに標準でついてきた6L6GC-EHで測定したところ1.04%(1KHz 1W)でした。
インターネットで調べた所、ほぼ同じような結果が掲載されていました。
どうやらTU-879Sは歪率は大きいようです。しかし・・・

歪率が大きいから音が悪いかと言うと、そうでもない。私は6L6GCの音より、8417(6GB8)
の方が遥かに豊かで力強い音がして好きです。また表現力も8417の方が豊かです。

最大出力をオシロスコープの波形を見ながら測定してみると、8417(6GB8)では遥かに
動作点が外れていることから、4.5W+4.5W程度しか出ておりません。
エレキットの方から、このアンプを製作した時に8417使用時の各部の電圧測定データを
お送りしたところ、パワーは4.5Wくらいですと言われましたが、その通りの結果でした。

6L6GCではカタログ値8W+8Wとなっておりますので、約半分くらいしか出ていません
が聴感的には8417(6GB8)の方がパワーが出るように思います。
ちなみに、私が測定した6L6GCでのパワーは7W+7Wでした。カタログ値より低め
ですが、他のページでも同様のことを書かれておられる方がありましたので
こんなもんなんでしょう。ただ、真空管アンプは2W+2Wもあれば一般家庭では十分な出力です。
※能率(90dB以上)の高いスピーカを使用する事が前提ですが。。。

8417はあと4本有るので、きちんと設計したアンプを作ってみたくなりました。
真空管アンプは不思議な魅力で一杯です。ますます深みに嵌ってしまいそうです。

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