ときしらず。
この時期に海でとれる鮭です。
ふつう鮭は秋の魚ですが、時を外れてとれるという意味で「ときしらず」と呼ばれているようです。
とても油がのっていて美味しいお魚です。
こんなふうに焼いたあとに、醤油とみりんのつけ汁にしばらくつけておきおます。
6月14~16日は北海道神宮祭です。私の子どものころ、北海道神宮祭のおまつりのご馳走としてこのお魚がでました。
ときしらず、お煮しめ、先日ご紹介した甘納豆のお赤飯、そして赤カブの酢漬け
これがお祭りのご馳走のメニューでした。
子どもの頃はお赤飯以外は、どれもあんまり好きではありませんでした。
とくにこのときしらずのお魚はあってもなくてもどうでもよい一品でした。
でも、こうして年を重ねると、このときしらずがトテモおいしく感じられます。
今年のお祭りもなんだかんだと忙しくして、このときしらずのお魚以外お祭りのご馳走は何もなしです。でも、やっぱり、この6月のお祭りを迎えるのに、特別なきもちがあります。
お祭りの山車をみにいったり、出店に出かけたり、子どもが大きくなってからは行っていません。でも・・・
どこか、本当に 遠くで 祭りの笛が聞こえる気がする・・・・・やっぱり、6月14~16日はお祭りの日
なんです。