シッポ振ってられるかよ!

イラストレーター&デザイナー
マサキ・キャンベル公式(?)ブログ
日常の妄想と焦燥と衝動をあなたもどうぞ

Attack of a bee Vol.2

2005年06月26日 | 焦燥&妄想事情
前回のつづき。

露天風呂でハチに、しかも足の裏を刺された俺様。
しかし、なんで夜の露天風呂にハチなんているんだ? 明かりに飛んできたのか? いやハチ以外も考えられる、アブ、ムカデ、……もしかして、サソリ!? ……激痛とのぼせ気味で頭がパニックになってきたっす(泣)。
右足の激痛に耐えながら現場検証を始めた。しかしそこは夜の露天風呂、暗くて見えない。加害者(?)が何処でくたばってるか見つけられん。唯一残された物的証拠も、現場検証の際に手のひらから転げ落ちて暗闇の中。あ~も~何やってんだ俺。

湯冷めして寒くなってきたので、その場を後にフロントに向かった。
フロントで「露天風呂でハチに刺された」といったら、最初は従業員もびっくりしてたが、スグに薬箱を持ってきて消毒液と塗り薬を塗ってくれた。迅速な対応は感激に値する。
従業員の話では、夏にアブに刺される人はいるがハチに刺された人は初めてだ、ということだ。
そりゃそうだ、俺様だって露天風呂でハチに刺されるとは思いもしなかったし。
しかし、開業何十年のその老舗ホテルでハチに刺された第一号が俺様だったとは。名誉なのか不名誉なのか。

部屋に戻ってきてもショックの色は隠しきれず。
せっかく楽しみにしてたビールも飲めない。温泉上がりにビールが飲めないなんて、かき氷にイチゴのシロップをかけないようなもの。チクショウ。
仕方ないからテレビでも見ようと、バックから眼鏡をとりだしたら……フレームがポッキリ折れてる(泣)。

もう一度フロントに行く。
フロントも俺がまたやってきたものから一大事と思ったらしく、
「救急車呼びましょうか?」
と真顔で聞いてきた。
「いや、眼鏡のフレームが折れちゃったんで、セロテープ借りようかと……」
と言うと、どう対処して良いかわからないような、複雑な表情でセロテープ持ってきた。
「今日は大変でしたね……」と、従業員に慰めながら眼鏡を直す。何だか悲しくなってきた。
そのまま部屋に戻り、ふて寝することにした。

話はまだ続く。
次の日、起きてみると何だか体調が悪い。寒気がする。
昨日素っ裸で現場検証したもんだから風邪でも引いたか?
時間が立つにつれて寒気も増してくる。本格的にこれはまずい。
当日の予定もすべてキャンセル、ホテルから直行で帰途についた。
もちろん帰りの新幹線の中で熱にうなされてたのは言うまでもない。

ハチの呪いや恐るべし……。

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