多摩、ときどき山

多摩の暮らしと山のブログ

冬と春の狭間、奥多摩

2018-03-25 22:59:08 | 自然のこと
3月24日、調査の仕事で奥多摩/御前山(ごぜんやま・1405m)の北面を再び訪れました。





21日の南岸低気圧通過による降雪により、標高1200m付近で約20cmの積雪!本日は先行者のトレースもなく、思わぬ雪山気分を満喫することができました。


ヤマドリ(山鳥)…

ノウサギ(野兎)…

キツネ(狐)?…野生動物の足跡が想像力をかき立ててくれます。


こうした雪山は、非日常的な静けさと原始の雰囲気で魅力たっぷり。

その一方で、何十回も歩いているコースにも関わらず、トレースのない斜面でルート取りを考える場面がありました。進むべき道を自分たちで見出しながら、時にはラッセルを強いられ、スリップや滑落にも最大限の注意を払う必要がある雪山。

春めいていた山が冬に一気に逆戻り…なんてことも少なくない季節だからこそ、夏山以上に計画と装備は周到に、行動は慎重かつ迅速に、判断は的確に行いたいものですね。改めて実感した一日。

お隣りの三頭山(みとうさん・1531m)北面では13名の大量遭難があったばかり。色々と問題が指摘されている事例ですが…死者が出なかったことだけは幸いです。



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