16~19日、北アルプス/鷲羽岳(わしばだけ・2924.2m)-水晶岳(すいしょうだけ・2986m)のガイドを行いました。
16日。
新穂高温泉(しんほたかおんせん・1100m=国土地理院地形図より、以下同)発。
12:00 日向の気温はなんと30℃!奥に見えるのは、笠ヶ岳(かさがたけ・2897.5m)の稜線。
歩道脇の…
ヒロハツリバナ(広葉吊花/ニシキギ科)の実が、愛らしい。
鏡平山荘(かがみだいらさんそう・2280m)泊。
17日。九州の西をかすめて日本海へ抜けた台風16号の影響が強まり始めた一日。稜線では、10m/s前後の南風が吹き抜けていました。
美しい双六岳(すごろくだけ)東面のカール地形。14℃。
目指す鷲羽岳、ワリモ岳、水晶岳が並ぶ(右から)。
北アルプス最奥部、黒部川源流域の三兄弟?
翌日の天候悪化を予想して、水晶岳山頂(写真)を往復。15℃。
来し方南側の眺望。鷲羽岳(右)の左奥に槍ヶ岳。
14:30 日本海側から台風の湿った空気が流れ込んでいる影響で、厚い雲が沸き始めていました。
水晶小屋(2900m)泊。
18日。
今回の核心部・東沢乗越(ひがしさわのっこし)。
当初はこの日、東沢乗越を経て裏銀座コースを烏帽子小屋(えぼしごや)へ向かう予定でした。しかし、東西に延びるこのヤセ尾根は、10~15m/sの南風を右側からまともに受ける形に。出発後5分も経たないうちに、高年男性一名が北側斜面へ10mほど滑落。幸いかすり傷程度で済みましたが、パーティ全体の力量を考慮して、往路を引き返すことにしました。
帰路は、鷲羽岳の西側を巻いて…
黒部川源流部(写真)を経由。
この日は晴れ間が覗いていたものの、瞬間風速20m/s(何かにつかまらないと転倒する)ほどの南風が吹き、さらなる転倒者も出ました。ケガはなし。
再び鏡平へ。
オヤマリンドウ(御山竜胆/リンドウ科)の白花品種?に迎えられて、ホッ…。
19日。温帯低気圧に変わった台風16号と秋雨前線の影響で、強まる雨の中を新穂高へ下山。
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そして連続的でなく、断続的に風が吹き、雨が降っていたので、迷ったけど登頂できたとガイドが言っていました。
ヒロハツリバナはまさに吊られてますね(笑)
登山に危険は付き物ですね。ケガ人が出なくて何よりです。
しぶやさんもお気を付けて下さい。