追記2 なかなか良い回答!
来るべきシンギュラリティの時代に過大な期待を持ってはならない、その一例としてAIは数学者にとってかわれるかとの問がある。 AIは数学者にとってかわれる、つまり人工知能は数学者になれるか、答えはノーで、既に1936年にアラン・チューリングによって証明されている。ゲーデルと言いたいところだが正直言って理解が困難だが、チューリングとアルゴリズ . . . 本文を読む
高校で複素関数を習って以来虚数に強く惹かれている。最近は複素数が仏教の空のメタファになるとの思いをますます強めている。
法華経は見宝塔品だとか久遠だとかイマジナリーの世界に思いを致さなければ理解不能だ。そしてイマジナリーの世界はリアルと対等な世界であると思わないとこれまただめだ。
つまり虚=イマジナリーを十分に理解しなければ現代人には理解不能だ。
イマジナリーナンバーに虚数という訳語を当てた . . . 本文を読む
重力は斥力としても働くという解説記事が面白かった。最初に均一なエネルギー場があり、それがビッグバンを引き起こした。
均一なエネルギー場ということは物質が存在しないということで仏教の空だ。それが現在の宇宙を作りだしたつまり仏教の色界を作り出した。そんな感慨を持ちながら下記の記事を読んだ。
これで物理学の作り出した反対語である重力と反重力、エントロピー増大と縮小などはほぼ説明されたが唯一残るの . . . 本文を読む
実数
アルキメデス学派は線分を極小の点の有限個の集合としていた。実数という数の集合も、実はほとんどの値が自然界には存在しない可能性もある。
宇宙は有限だが、実数は無限だから対応がとれない。
無限
現代物理学では、宇宙は膨張しているものの、大きさは有限であるとする。地球から観測可能な宇宙は半径約450億光年の球状の範囲でこの大きさは赤方偏移から計算された理論上の値で、銀河の直径は3万光年であ . . . 本文を読む
以下は「2001年宇宙の旅」に関するブログから。
宇宙船ディスカバリー号で木星探査に向かう船長のデヴィッド・ボーマンとフランク・プール隊員、出発前から人工冬眠中の3人の科学者達。
AIのHALはボーマン船長に探査計画の疑問を打ち明け、船のアンテナ部品の故障を知らせるがユニットを回収して点検しても問題は見つからなかった。
HALの異常を疑ったボーマンとプールは、その思考部を停止させるこ . . . 本文を読む
シミュレーション仮説をさらに追いかけてみるときの参考にメモをしておきたい。つまりまだ未熟だがそのうちわたしのなかで育つだろうと期待して。
50年ほど前に自己とは一体空間のどこにあるのあろうとの疑問が起きたことがある。細胞をひとつひとつ、手足などからはじめて最終的には脳までを人口物、今でいう人工細胞で置き換えていく思考実験を行うと、脳は切り替えに気が付かないが自己は継続されている。
脳の入れ . . . 本文を読む
「なぜ僕は僕としてここにいるのだろう」の問いかけに対して紀元前8世紀の古代インド哲学ヤージュニャヴァルキヤ以来本質的に説明の方法は変わっていないが、現代では量子力学によって説明しようとするペンローズなどが出てきた。
ペンローズは物理法則を超えるような事象、つまり生まれ変わりの記憶、テレパシー、量子力学では時間が過去にも未来にも流れる、生命の誕生、進化、意識のハードプロブレム(物質および電 . . . 本文を読む
「自己」とは何か? この永遠と思われる課題、わたしも中学生の頃、下校時の道すがら青空を仰いでこの課題を問うたことを鮮明に記憶している。「なぜ僕は僕としてここにいるのだろう」
友人にもこの疑問を問いかけてみたが反応はなかった。以来この疑問を他人に問うことを自ら封じていた。
ところが古今東西で同様の疑問を持つ、あるいは感動する人もいることを後に知るようになった。改めてこのテーマ . . . 本文を読む
ノーマン(80歳)とコミンスキー(75歳)の会話は思わず声を上げて笑ってしまうセリフが散りばめられている。
高齢者の悲哀を辛辣に応酬する二人の笑いのツボを以下にメモしてみる。
ノーマンの奥さんが亡くなり、流木か海底に沈んだ船の木材で作るように遺言されている。とある棺桶屋で。
「どれか選んで出よう」コミンスキー
「靴下を買うわけじゃない」ノーマン
クリントンを皮肉って。
「フェラ . . . 本文を読む
かつて西洋哲学史の講義で教授がプラトンとアリストテレスの思想は歴史上に大きなうねりをもって交互に現れると述べていた。当時深くは理解できなかったがなぜか記憶の底に残り、現在に至った。
森田邦久 https://www.jstage.jst.go.jp/article/sst/7/1/7_15/_pdf/-char/en
この文献で科学哲学史を眺め、おぼろげながらでも教授が言っていた意味が分か . . . 本文を読む
ブロックチェーンと同じ深刻な問題、つまり過大な電力利用の副作用がAIにもあることが。しかし一方ではより軽い、そして環境に優しいAIモデルが目指されているとも。
こうした警鐘と楽観論が報道されることに意義がある。
以下は倫理面と炭素排出両面からとらえた問題点のメモです。いずれも
事態を楽観的に見ています
環境に優しいAIモデルが目指されていることは明らか
と結んでいる。
孫正義氏はA . . . 本文を読む
理性によって神の実在を決定できないとしても、神が実在することに賭けても失うものは何もないし、むしろ生きることの意味が増す『パンセ』233節
パスカルの賭けと呼ばれるこの言明は確率論の新たな領域を描き出したとして有名だ。確率論でしか表現できないと言われる量子力学の基礎を与えた人の一人ということは可能だろう。
このパスカル『パンセ』の一節からはその証明が正しいかどうかよりも「なるほどね、損得の確率 . . . 本文を読む
宇宙創生から未来へPrologue佐藤勝彦(自然科学研究機構)
「宇宙は“ 無” の状態から量子重力的効果によって生まれた。この量子宇宙はインフレーションと呼ばれる急膨張をおこしマクロな宇宙となった。インフレーションが終わるとき,宇宙は激しく熱せられて火の玉宇宙となった。またインフレーション中に存在した量子揺らぎはインフレーションによって引き延ばされ,後に緩やかに成長し . . . 本文を読む
物理学と数学は不思議なほどに対照的だとアインシュタインはいったとか。標準理論であらわされる数式があり、そこから未知の素粒子ヒッグス粒子があるべきだとされ、予想通りヒッグス粒子が近年発見された。
逆に数式には合わない現象も現われて微小な齟齬が表れる可能性も最近のニュースでは報道されている。標準理論への見直しが要請されそうな様子らしい。
4月7日 米フェルミ国立加速器研究所などのチームが、素粒 . . . 本文を読む
2015年9月3日付のイギリス「Express」紙
ミチオ・カク(加來道雄)教授 メリーランド大学での実験で、原子が実験室から他の実験室へテレポートする様子の撮影に成功している。
10年以内に、分子レベルでのテレポートが可能になるであろう。
オーストリアのウィーンで、ドナウ川を挟んだ500メートルの離れた場所へ、光をテレポートさせることに成功しているという。
量子レベルから分子レベルへ . . . 本文を読む