スティーブ・ジョブズ(1955年2月24日 - 2011年10月5日)が亡くなって昨日で10年になる。56歳といえば早逝といえるだろう。
2007年1月9日、Macworld 初日の基調講演でスティーブ・ジョブズがiPhoneを発表。
この日付を見て驚く。亡くなる4年前に孫さんは独占販売のチャンスをものにしている。そしてソフトバンク携帯事業飛躍の土台としている。孫さんとスティーブ・ジョブズは年齢としてほぼ同年だ。
実に実に強運が付きまとっている。
孫正義 事業家の精神
からの引用です。
以下は井上篤夫『孫正義 事業家の精神』井上篤夫 より
「起業家っていうのは、ある種クレイジーでなきゃいけないんですよね。起業家は、今まで存在してないことを生み出す、一般の人々が考えないことを考える」
そのクレイジーさが、「事を成す」ところまででたどり着かずに終わる場合もあると、孫は言う。
「スティーブ・ジョブズも若い頃は、クレイジーさがゆえにアップルコンピュータ(現・アップル)を追い出されたりもしたわけですよね。でも、もう一度戻ってきて立派に事を成したのです」
人のまねではなく、新しいものをクリエイトして新しいチャレンジをするのが起業家だ。業を起こす。模倣するんじゃなくて「起こす」。新しい世界観をつくり出してる。
「新しい世界観をつくり出してる」に少し違和感を覚える。
iPhoneは果たして新しい世界観をつくり出してるといえるか。ガラケーから飛躍はあるが所詮モノであり、いずれ誰かが確信したであろう。walkmanと同レベルだろうと思う。
孫さんはネット・アクセス権という新しい世界観を20年前につくり出してる。これこそ思想であり、世界観と呼ぶにふさわしい。
1974年初頭には、40人目の社員として、スティーブ・ジョブズがアタリの技術者として入社している。
全く余談で読者に興味のないことだが当時のガールフレンドが神谷町のアタリ日本支社に勤めていた。わたしも41森ビルの中で仕事をしていたのでオフィスに遊びに行ったりホテルオークラでランチをしたり、渋谷のアタリ・ゲームセンターで遊んだ記憶がある。
私事をこっそり忍ばせておく。