まさおレポート

当ブログへようこそ。広範囲を記事にしていますので右欄のカテゴリー分類から入ると関連記事へのアクセスに便利です。 

シャガール展

2007-11-06 | 紀行 日本

今日は浅草に仕事でいった。浅草は本当に久しぶりだ。馬道通りをゆっくりと歩く。仕事を終えた後は浅草寺を通って帰る。やたら外人観光客に行き交う。日本人の観光客はほとんど見かけない。

地下鉄で上野に着いたので思いついてシャガール展を見る。そして彼の世界でしばし楽しむ。彼は20代から98歳で1985年に亡くなるまでその画風が全く変わっていない。驚くべきことだと思う。生涯をかけて宙に浮いたカップルと鳥と人間と花束だ。このモチーフを繰り返し繰り返し描いている。しかも同じ画風に見える。

色彩が美しいので同じモチーフをみても飽きるということは無い。これだけ同じテーマというか同じパーツを組み合わせて描き続けていても尚描き続ける。

文学では作家が同じテーマでは2度と書かないなんて話をよく聞くが画家の方はそんなことはお構いなしだ。こだわりなんて何もない。描きたいから描く。作家もそうなればいいのにと思うがやはり作家の世界の方が妙に理屈っぽい。

妙な屈託がない分、だから画家は長生きするのかと納得した一日であった。


コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。