今回の日本帰国は約2週間で、その間は瞬く間に過ぎ、このブログはバリで書いている。会社の決算申告や会社の事務、収集がつかないままになっている自宅の整理とバリ滞在中に読む本の選択、自宅マンションの大規模修復に伴う立ち会いや鍵の付け替え、バリに持参する食料品の買い物、海外災害保険の手続き、既に観たがもう一度見たくなった映画ライブラリーの見直し、未整理の写真や絵本のphotoshopによる整理と修正、郵便物の転居届、千葉までの所用、読書、youtubeの録画などなどで、友人と一杯飲む機会もなく終わった。バリでは何かと手を取られる三歳の娘の世話も帰国中は無いので集中はできるのだが、久しぶりの帰国となると想像以上にやることが多い。
①会社の決算申告や会社事務…弥生会計所ソフトで税理士事務所との間で不足分の資料のやり取りをする。仕訳入力ミスの訂正、売掛金リストや預け金リストの正式名称と住所、過去の欠損金の把握の過去の決算資料からの把握(これがなぜ弥生会計ソフトから把握できないのか、説明を受けたが実はいまだによく理解できていないのだが。)最後は渋谷の会計事務所まで出かけて最終確認作業をおこなう。会社の方に顔を出して3月11日の地震の影響がないか確認する。余談ながら、会社に行く途中に10年前からよく通った寿司屋に立ち寄り、昼のおまかせにぎりとビールを。親父と言葉を交わし景気はと尋ねると、「低空飛行です」と一言。以前いた2人の若いスタッフはもうやめたとのことで、つまり2人がいたころよりも暇になったという事か。
②収集がつかないままになっている自宅の整理…雑然としている衣類や雑貨などを丁寧に畳み、段ボールはつぶして重ね、プラスティック袋はまとめてゴミに出して整理していく。この作業で2日を費やしたが、そのせいでかなり部屋が整理された。単調で退屈な作業なので音楽を聞きながらもいいのだが、今回は既に何回か見た映画「ゴッドファーザー」シリーズ3作やルキノ・ビスコンティ―シリーズ6作をパソコンで眺めながら、聞きながらの作業となる。これはという場面になると作業は中断して眺めいる。これだと退屈しないので、これで味をしめてみた映画は今回の帰国中10本にもなる。
整理はいきおい本棚に向かう。本棚も雑然としているので、ある程度並べ替えたりして見てくれだけを取り繕う。そんな作業をしているとバリに持っていきたい本が次々と出てくる。本棚から選び出したのは 「1Q84」「海辺のカフカ 上下」「熊を放つ」(これは村上春樹がジョン・アービング作品を翻訳)「カラマーゾフの兄弟 全5巻」(亀山郁夫訳)「インド哲学7つの難問」となった。10冊の本がスーツケースに入ったが、重量が心配になるほど嵩高い。これで十分1年は持ちそうだ。
③自宅マンションの10年ぶりの大規模修復に伴う立ち会い・・・マンションが建った直後にウッドテラスとトレリスも構築した。今回の大規模修理に伴ってウッドテラスもはがしてペンキを塗り直すという。全部はがすというので、それは必要ないでしょうと交渉してペンキを塗るのに必要な部分のみはがしてもらうことにする。はがした後は今度帰国した時に自分で金槌を持って修復することにした。ついで鍵の付け替え工事が行われ、新しい鍵を5本と物置鍵3本を受け取る。
④youtubeの録画…バリのインタネットはかなり高いグレードのものを使っているが(ひと月8000円以上)やはり遅い。特にyoutubeを楽しむとなると、機嫌のいいときはスムースに流れるが、概ね途中でぶつぶつ切れて興をそがれる。フリーソフト「craving explore」を使って録画すると旨く行ったので、これでお好みのyoutubeを録画する。マリア・カラス、ビル・エバンス、オスカーピータソン、マイルス・デイビス、ブルース・スプリングスティーン、ちあきなおみ、北島三郎、など片っ端から。
付記 半年ぶりの帰国でも街の様子は変わっていた。駅前にはみずほ銀行支店ができ、日高ラーメンが開店間際であった。自宅に至る途中の分譲物件はようやく完成していたが、まだ人は入っていない雰囲気で電気の灯りが見えない。コンクリート崖の上の高台にあるので今回の地震で売れ行きが悪くなっているのだろうか。