まさおレポート

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見知らぬ親子との会話

2011-05-30 | バリ島 人に歴史あり

娘を連れて海岸舗道を散歩する。風邪がなおりそうで、完全回復しない。100点を完全回復とすると95点くらいから一日一点くらいずつ回復しているのだがバシッとなおってほしい。ココナッツジュースは体にいいかなと思い、なじみの店で飲んでいると粗末なテーブルの前にバリ人の親子ずれが座った。やはり娘を連れているが年を聞くと11歳だという。母親が日本語で話しかけてきた。

「津波は大丈夫?」母親が尋ねる。

「東京の自宅は大丈夫だったが、たくさんの人が亡くなった。」と私が答える。

「私の旦那さんも日本にいるけど、大丈夫だった」

「旦那さんは日本人なの?」

「そう、千葉に住んでるの」

「だから日本語が上手なんだ。娘さんも話せるの?」と私。

「話せるよ。書くのはちょっと苦手だけど。インタナショナルスクールに行ってる。朝は6時半にお母さんがバイクで送ってくれて、7時半に学校が始まって、12時に終わる」と娘さんはおそばを平らげて次にナシゴレンを食べ始める。

「日本語が書けるように勉強してね。漢字まで書けるようになると、仕事が一杯あるよ」と私が言うと素直にうなずく。

「これ、写真だよ」と家族でバリの正装をしてとった記念写真を財布から取り出して見せてくれる。日本人の父親は60代にも見える。

「日本に行ったjことはあるの」

「娘は3回言ったことがある。私は行ったことがない」

わが娘は家ではあまり食事に関心を示さないが、こういうところではよく食べる。小さな袋に入ったピーナッツを3袋平らげ、揚げ菓子クルプックまで食べている。食べ終わり、ホテルに向かって歩いていると、後ろからバイクの警笛が聞こえた。振り返ると親子が手を振りながら去って行った。

 

 

 

 

 


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