週刊朝日・細野真宏氏の記事から触発されて調べてみると、私が生まれてから現在まで5回もの長期にわたる好景気があったということになる。この記事は細野氏が、日本のマスコミはバブル崩壊後の日本を常に「失われた20年」と形容するが、実はイザナミ景気を忘れている、日本のマスコミはよいニュースは流さない、悲観的なニュースを好んで流すためにバイアスがかかるので、それを取り除いた考え方が必要であると主張している記事の中で見つけた。
神武景気 1954年(昭和29年)12月から1957年(昭和32年)6月まで
岩戸景気 1958年(昭和33年)7月~1961年(昭和36年)12月まで
いざなぎ景気 1965年(昭和40年)11月から1970年(昭和45年)7月まで
バブル期 1986年(昭和61年)11月から1990年(平成2年)11月まで
イザナミ景気 2002年2月から2007年10月まで
こうして振り返ると合計20年以上にわたる好景気の中を過ごしてきたことになる。これは人類の歴史の中でもなどと息巻かなくてもいいが、20世紀以降の世界の中で我々の世代は経済成長と言う点ではなかなか得難い、稀な幸運な時代を過ごしたと言うことか。