「カラマーゾフの兄弟」にみる嫉妬 2021-08-07 | 小説 カラマーゾフの兄弟 「カラマーゾフの兄弟」ではグリーシェンカとカテリーナ相互の嫉妬が物語を進める。 カテリーナがミーチャを罪に陥れる決定的な嘘の証言はミーチャがグリーシェンカへ父の借金依頼の場面をしゃべったことへの嫉妬の現れだ。源氏が紫の上に六条御息所のことを話したことが六条御息所の嫉妬による怒りを誘発するのと同じ構造だ。 カテリーナが逮捕されたミーチャを守るのも嫉妬の現れ。このように女の嫉妬は女に向く。 ミーチャの母親を挟んでのミーチャの父への嫉妬も男の嫉妬が常に男に向くことを表現している。 « 「長いお別れ」にみる嫉妬 | トップ | 東京オリンピック 今日閉会... »
コメントを投稿 ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。 goo blogにログインしてコメントを投稿すると、コメントに対する返信があった場合に通知が届きます。 ※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます 名前 タイトル URL ※名前とURLを記憶する コメント コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。 コメント利用規約に同意する 数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。 コメントを投稿する