まさおレポート

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「南極大陸」メモ

2024-12-10 | 映画 絵画・写真作品含む

「南極大陸」をNetflix で見た。強く心に残る映画だ。 タロとジロ など犬ゾリ犬を中心に描かれる物語だがむしろ南極探検を達成する運命を共にする人の困難や葛藤と喜びが描かれている。あの 南極という過酷な地に挑む人々の心意気が涙腺を刺激する。


この映画を見てかつて1969年に聞いた西堀栄三郎氏の講演 を思い出した。場所は 電電公社中央学園であのときも、彼の言葉は 力強く、飾り気がなかった。 なんでも「やってみなはれ」。それだけだ。無謀とも思える南極観測隊の挑戦も、その決め台詞一言で片付くような勢いだった。 とにかくやってみなはれ。そのチャレンジ精神が、南極の 氷点下の地 を舞台にしたこの映画の中にも、確かに息づいていた。


それにしても、香川照之の事件が 残念 だった。映画の中での彼の演技は 見事 だっただけに、 現実の行動 とのギャップに何とも言えない 居心地の悪さ を感じてしまう。鑑賞の雑味だ。人は 演技と現実を分けて考えるべき と頭では分かっていても、やはり 二重写し は避けられない。 


映画そのものは 素晴らしかった。 泣ける映画 だ、 心が動く映画 と言いたい。人間と犬との関係が あざとい感動狙いに思えるところもあったが、それでも本気で作り込んだ力強さ がカバーして素敵な作品に仕上がっている。


わたしの友人もかつて南極探検隊に応募したが残念ながら行けなかったと言う昔話を思い出した。参加していたら人生模様が変わっていたかな。


第9次南極探検隊で増田さんと言う方が詫間電波高校の先輩として通信業務で参加していることを知った。5年先輩でまるで面識はないのだがなんだか嬉しい。それと第一次の通信業務は朝日新聞の方がアマチュア無線の資格で通信を行っていた。なんと昭和基地の通信はアマチュア無線の資格で運用してきたのだ。


木村拓哉が好演している。かつて孫さんが企業キャラで「やっぱりキムタクだよ」と言っていたことをふと思い出した。


いろいろと自らの来し方を思い出して共感できることも映画の楽しさかな。


実に10話で長い10時間ほどかけてみたことになる。ロストやブレーキキングバッドなど長いシリーズだが日本映画でここまで長いのは初めてだ。長い映画につき合わせるのも面白さの証明かな。


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