ビラに滞在するノリコにプールで気が付いた。どこかで見かけた顔だな、そうだあのノリコだと気が付いた。相手はすでにこちらがだれかわかっていた風だった。ひさしぶりなので我が家の夕食に誘い話をした。夕食も終りソファでくつろいでいるとノリコの夫の話になった。
バリ人の男は結婚すると豹変すると打ち明ける。妊娠中に殴るあるいは蹴るのDVを受けた。そのとき結婚を間違ったことを強く自覚したという。日本の実家に訴えても両親は再婚していて冷たかった。自分で選んだ道だから自分で尻拭いしなさいと言われた。
その後ノリコは夫に黙って子供を連れてバリを去った。その後の消息は無い。