孫正義氏の情報革命とミチオ・カクやケヴィン・ケリーの未来は重なる。
(ロボットは今世紀の終わりに自意識を持つ危険があり、危険な思想を持つようになったらシャットダウンできるようにしなければいけない。一層ソロモンの知恵が求められる。ソロモンの知恵は民主的な議論から生まれることは言うまでもない)
科学は400年前のガリレオに始まり人類はその恩恵をこうむってきた。
恩恵の波は4つの波となる。
第一の波 蒸気機関
第二の波 電気
第三の波 コンピューター
第四の波 AI、バイオテクノロジー、ナノテクノロジー シンギュラリティーによる波
既に知られたことだが次の20年にAI産業は経済規模として自動車産業を凌ぐ。孫正義氏が盛んに喧伝していることだが。
コンタクトレンズがIoTになっていて瞬きなどでネットに入れ、相手のプロフィールや画像が重なり、言語も自動的に翻訳する。
AIで脳のスキャン画像を分析しアルツハイマーになる予測を90%の正確さで行う。これもまた心臓発作の予測で孫正義氏が喧伝している。スマート時計のAIにいつでも診察をしてもらえる。自分の細胞から傷んだ人体を複製して治療する。
ネットはブレインネットとして気持ちを送ることができ、デザインや建築物を思い浮かべるだけで、3Dのプリンタを通して実際のプロダクトが完成する。
東京からニューヨークまで3時間で行き来きし人類は火星に行く。
ケヴィン・ケリーは文明史的な変化を述べる。
10年か20年くらい先に没入型コンピューター(周りにあるものまですべてがクラウド環境の一部に 辺境のエッジで作業が行われIoTと非常に似ている)
未来のクラウドは今はまだ単位さえない情報量のスケールの巨大コンピューターとなりその社会的変化を以下のように述べる。
①時代の価値は金からデータに映る。金持ちではなくデータ持ちが成功企業。
フォードは1億台の自動車を作るが個々人のドライバー情報はほとんど持っていない、テスラは、13億マイルほどのデータを持っている(2017年当時 いまではもっと増えているだろう)。
②我々のすべての動作や感情がアバターに入力され、データ所有の観点からVR企業が最大の企業となる。ホログラフ技術の飛躍的発展でVRはソーシャルメディアのなかで、最も社交的な場になる。
③データを他のデータに繋げると加速度的にその価値が上がりAIにも同じ効果が期待 される。使う人が増えればより性能が上がりユーザーがますます増えるサイクルになる。寡占が独占になる危険性も予測される。あらたな独占禁止の法思想が創出されねばならない。あらゆる発明がよりよい社会 平等でチャンスと繁栄をもたらす社会が肝要。
④「所有」するのではなく「アクセス可能」の時代になりサブスク全盛の時代へ。
ドローンですぐに手に入る、3Dプリンタで製造できるようになるので所有の意味が薄く成る。
⑤トラフィックの75%はビジュアルでありビジュアルツールの時代へ。ここでビジュアルツールは例えば映画の1シーンからの検索やコンテンツ検索などを指すツールのこと。
⑥ピアーズ(Peer to Peer ピア・トゥ・ピア )の急成長。セキュリティをどのようにすればいいのか、アイデンティティをどのように確保するのか、ブロックチェーンの権威や信頼を分散型にできるかの課題が。
⑦「コンバージェンス」基本的なニーズの部分では収束し、世界中で同じようなものが求められていく。半導体やチップのレベルではニーズの部分は収束する。孫正義氏がARMに着眼したことと重なる。
wiki 写真)