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宇宙の創成以来138億年が経つ。138億年は実感としてとらえにくい年月だが、これを一年に例える宇宙カレンダーだと中学2年の娘にも実感としてわかる。宇宙カレンダーの一月分が10億年強に相当する。
宇宙カレンダーのわずか1週間足らずで恐竜が生まれて滅び、さらに恐竜が滅びたおかげでわずか1日後に巨大な脳をもつ人類が生まれ、今に至っているが、人類が生まれてまだ一日も経っていない。
微惑星の衝突を間一髪で逃れ、隕石の衝突で地球の覇者である恐竜が滅びた末にか弱い人類が誕生した。
横浜パシフィコ恐竜展を見た後に宇宙の歴史からみれば極め付きのはかない存在である人類がいとおしく思えてくる。
か弱い人類が隕石の衝突という大厄災のおかげで地球の覇者になってまだ一日も経っていない。人類も隕石の確率的脅威や核の際限ない競争、生物兵器の出現が身近に感じられれる昨今、宇宙カレンダーでかつての最強の覇者である恐竜の一週間より長く生き延びれるとはとても思えない。
この事実に気が付くと確率的なリスクである人類絶滅に謙虚に立ち向かっていいと思うのだが。宇宙カレンダーの視点にたてば国家間の覇権あらそい、核の競争に明け暮れている場合ではない。
度を越した国家主義や拡張主義など人類の傲慢が度を過ぎていて危機回避に頭が回っていない。いつまでも人類が地球の覇者であると思うなと横浜パシフィコ恐竜展は意図せずに改めて教えてくれる。
宇宙カレンダー1月13日 最初の恒星ができる。凝縮されて炭素ができる。炭素は手を4本持ちあらゆるものを結合する、宇宙創成に欠かせない実にありがたい原子なのだ。ダイヤモンドは炭素の結晶だが人類は無条件に有難がる理由はこんなところにあるのかもしれない。
宇宙カレンダー3月15日 最初の銀河ができる。
宇宙カレンダー8月31日 太陽が出来る。この時地球はできたばかり。
微惑星の進路が2センチずれた。このときぶつかっていたら地球は粉々になっている。(こんなことまでわかっている!)後に12月30日6時30分にこの微惑星が隕石となって地球に激突し、恐竜が滅びる。
宇宙カレンダー9月21日 微惑星の衝突で月ができる。
宇宙カレンダー11月9日 微生物が地球上に。地球外からきた可能性も。
宇宙カレンダー12月7日 ティクターリクが海から陸に上がる。
12月最後の週に恐竜が発生。
横浜パシフィコ恐竜展は白亜紀後期(約1億年~6,600万年前)に存在した“失われた大陸「ララミディア」が舞台
トリケラトプスの実物全身骨格が日本初上陸
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宇宙カレンダー 12月30日 6時30分巨大隕石落下で恐竜が絶滅。
宇宙カレンダー12月31日 11時(350万年前)人類が生まれる。
宇宙カレンダー11時59分 人類が絵を残す
宇宙カレンダー7秒前 モーゼ
宇宙カレンダー6秒前 釈迦
宇宙カレンダー5秒前 キリスト
宇宙カレンダー3秒前 ムハンマド
宇宙カレンダー一秒前 科学の発生