まさおレポート

捨てる快感 本棚の整理から始まって

本棚の整理に取り掛かった。蔵書の3分の一は段ボール8箱になり、買い取り業者さんにお引き取り願った。査定金額は5964円となり、承諾した。段ボールひと箱あたり700円程度であり、これは長野県にある業者さんまで配達する金額にほぼ等しい。従い、業者さんは段ボール1箱あたり1400円程度のコストをかけたことになる。

段ボールに平均して50冊だとすると一冊当たり30円弱となる。もっとも販売に周る本は意外に少ないらしい(業者さんの言い分だが)、可能なものは260点との報告があったので推測するに半分は売り物にならないということか。

この6000円というのはなかなか微妙だが、やはり整理したい欲求が強い場合には後押ししてくれる金額ではなかろうか。資源の日にゴミ回収で引き取ってもらってもよいのだが、溶かされて再生されるとなるとちょっと踏ん切りがつきにくいが、少しでも本として誰かの手で役に立つと考えると(さらに6000円なら美味い酒も飲める)穏やかならざる心も少しは平穏になる。

リタイアして家の「もの」の整理を始める人が多いと聞く。しかし例外なく整理したい気持ちと置いておきたい気持ちが葛藤するらしい。現役時代のスーツ、ネクタイ、シャツ、ベルト、コート、セーター、マフラーなどまだまだ新しいものが多い。しかし部屋の中に大きなスペースをとっている。あるいはアルバムや子どもの使わなくなったおもちややぬいぐるみ、それに給与明細などの古い資料や現役時代の参考資料など想い出の詰まったものが多いし、整理していると懐旧の思いが沸いてしばし追想にふける。置いておきたい気持ちはあるが、今後利用される状況は皆無に近い。

思い切って本から衣類からとにかく今後使わないものを片っ端から本の引き取り、資源ごみ、燃えないごみ、燃えるごみで出しまくった。40リットルのごみ袋で30袋は捨てただろうか。ようやく部屋はすっきりしてきた。今回の帰国以来2週間でもっぱら整理に没頭してきたが後悔の念は無くやや快感に近い。

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