紀野一義の講演(youtube)メモです。
強い執着によって倒れるものは執着によって起き上がることができる。強い性格の男が優しい奥さんで立ち上がる。
強い執着によって倒れるものは執着から離れることで起き上がることができる。
二つを並べてみたがどっちでしょうかね。ペンディングとします。決着がついていない。道元も決着をつけていない。
柴山師は永観堂の鐘が黄金色の波になってやってきたときさとりを。
誰の子供に生まれてくるか。運命の神様もいたずらできない。業の命ずるままに人は生きていく。
風が風鐸を鳴らそうとしたわけではない。自然にそうなった。
三昧はそのままという意味で風は風になり切って風である。
無為がいちばんよい。
陀羅尼と真言について。ことばには全世界が表現されている。サンスクリットのデハラニ D-harani→陀羅尼と訳した。風の中に、鈴の中に世界が含まれている。
大学教授の家庭を腐るほど見ましたが大したことがないですね。なかなか立派なご夫婦はいないですよ。しかしそれはそれで立派なもので誰も文句をつけようがない。
韓国の宮廷料理 りすの食うものみたいなものばかり出る。皇帝になったらいいかというとそうでもないことの象徴みたいでしたね。天皇陛下になりたいかというと、暑い時に裸であるけないですよね。それぞれ持ち味があって面白ければいいのでないでしょうか。
柴山師があるときにすててこはいて甚平を着て「暑いね」とうちわもっていたのが忘れられない。
自分で自分の性格を直すことはなかなかできない。人に接してこそ修正される。性分というのはなかなかなおりませんよ。
法華経を説いたという王舎城にある霊鷲山から下をながめたときのしずかな世界。
身延山の中で泊まったあとの朝の静けさを思い出す。
戦争中、船で赤道を超えると漁船もみない静かな世界が。
現代人はこの静けさに耐えられませんね。
師匠と弟子 黙っていたんではないでしょうか。
父親が息子に何喰っただれと会った・・・嫌になっちゃいますね。
母親がそうだったら息子は淋しいですね。
人がいるから風が吹くんだよと詩人は言う。道元禅師は常識を破ろうとしてこういういい方をされたんでしょうかね。
人間に発見して欲しいから人間を生み出したというのが天文学者の考え方ですね。
(筆者注 二重スリット実験では意識で因果関係が変わるという事実がある)
ソウルに行くのは漢江ハンガンを見に行くようなものです。わたしの先祖の先祖のまた先祖がこの河からやってきたんでしょうね。今は多摩川の近くに住んでいますが呼ばれてきたんでしょうね。
なぜなぜなぜと問わないといけない。そうすると呼ばれていることがわかる。
風がなるのか、鈴がなるのか、心がなるのかの意味がわかってくる。
六宗も風に吹かれて呼ばれて六宗になった。