こんにちは。中小企業診断士の青木公司です。
今日は、2008年の状況から考える勝ち組経営の3つ目のポイントをご紹介します。
3. 販売単価を何としても高める です。
2008年の環境としては、以下が考えられます。
1. 原油高(すでに一バレル100ドルを超えていますが、青木の予想では120ドルは軽く突破するはず)、素材高がさらに加速。
2. それに基づくもの、便乗値上げを含め、物価高、インフレ加速。
3. 大企業を中心に若干の正社員の賃金UP。
4. 派遣労働者→正社員への若干の転換。
5. 2極化のさらなる加速。
6. 借入金利の上昇
上記から、マイナス要素として企業経営を直撃するのは、以下です。
1. 原材料費、仕入費のさらなる上昇(=売上原価のUP)
2. 人件費の上昇(=販管費の上昇)
2. 金利の上昇(営業外費用の上昇)
よって、経常利益で考えた時、すべての費用の分野で費用増加のマイナス要因を抱えているといえます。
(参考:経常利益=売上高ー売上原価ー販管費+営業外収益ー営業外費用)
また、環境面から考えて、日本のGDP成長率は大企業、輸出企業を加えたものですが、それでも2%前後と言われています。
売上高= 販売単価 × 販売数量 ですよね。
景気があまり好転しない以上、数量を伸ばすことも大事ですが、販売単価を上げることを考えるべきです。費用負担が増大しているのですから。
中小企業は難しい?いや、大企業だって難しいですよ。単価を上げるのは。
でもちょっと待ってください。
外部環境をもう一度考えましょう。
物価高、インフレの加速・・・・・・必要があれば、消費者、企業担当者も値上げ容認のムードがようやくでてきている。
二極化の加速・・・・いいものは高くても買うという心理、高収入な人、高収益企業が増えている
という機会もあるんです。
ただし、単純な値上げについての抵抗感は強いです。
お勧めは以下です。
「ちょっとだけ付加価値のついた新商品、新サービスで単価UP」
たとえば、美容院であれば、
単なるヘアカラーでなく、「あの女優が行なうヘアカラーリングと全く同じ施術」
単なる洗髪でなく、時間を2倍かけて洗い、トリートメントする「ヘア・リラクリゼーションサービス」で単価UP。
などを考えましょう。付加価値をつけた新商品、サービスで単価UPを図るのです。
「販売単価の高い商品、サービスを増やす」
販売単価の高い商品、サービスをリニューアルして、魅力度を高め、販促しましょう。
なんとしてでも、今年は販売単価を上げていくときです。
今年、上げられなければ、今年の利益が減るだけでなく、今後の値上げも厳しくなりますよ。
質を少し高め、価格を上げても顧客が値ごろ感を持ってもらえるようにがんばりましょう。
今日は、2008年の状況から考える勝ち組経営の3つ目のポイントをご紹介します。
3. 販売単価を何としても高める です。
2008年の環境としては、以下が考えられます。
1. 原油高(すでに一バレル100ドルを超えていますが、青木の予想では120ドルは軽く突破するはず)、素材高がさらに加速。
2. それに基づくもの、便乗値上げを含め、物価高、インフレ加速。
3. 大企業を中心に若干の正社員の賃金UP。
4. 派遣労働者→正社員への若干の転換。
5. 2極化のさらなる加速。
6. 借入金利の上昇
上記から、マイナス要素として企業経営を直撃するのは、以下です。
1. 原材料費、仕入費のさらなる上昇(=売上原価のUP)
2. 人件費の上昇(=販管費の上昇)
2. 金利の上昇(営業外費用の上昇)
よって、経常利益で考えた時、すべての費用の分野で費用増加のマイナス要因を抱えているといえます。
(参考:経常利益=売上高ー売上原価ー販管費+営業外収益ー営業外費用)
また、環境面から考えて、日本のGDP成長率は大企業、輸出企業を加えたものですが、それでも2%前後と言われています。
売上高= 販売単価 × 販売数量 ですよね。
景気があまり好転しない以上、数量を伸ばすことも大事ですが、販売単価を上げることを考えるべきです。費用負担が増大しているのですから。
中小企業は難しい?いや、大企業だって難しいですよ。単価を上げるのは。
でもちょっと待ってください。
外部環境をもう一度考えましょう。
物価高、インフレの加速・・・・・・必要があれば、消費者、企業担当者も値上げ容認のムードがようやくでてきている。
二極化の加速・・・・いいものは高くても買うという心理、高収入な人、高収益企業が増えている
という機会もあるんです。
ただし、単純な値上げについての抵抗感は強いです。
お勧めは以下です。
「ちょっとだけ付加価値のついた新商品、新サービスで単価UP」
たとえば、美容院であれば、
単なるヘアカラーでなく、「あの女優が行なうヘアカラーリングと全く同じ施術」
単なる洗髪でなく、時間を2倍かけて洗い、トリートメントする「ヘア・リラクリゼーションサービス」で単価UP。
などを考えましょう。付加価値をつけた新商品、サービスで単価UPを図るのです。
「販売単価の高い商品、サービスを増やす」
販売単価の高い商品、サービスをリニューアルして、魅力度を高め、販促しましょう。
なんとしてでも、今年は販売単価を上げていくときです。
今年、上げられなければ、今年の利益が減るだけでなく、今後の値上げも厳しくなりますよ。
質を少し高め、価格を上げても顧客が値ごろ感を持ってもらえるようにがんばりましょう。