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2008年勝ち組経営のポイント(2/6) 金利水準に注意する

2008-01-03 08:23:35 | 成長戦略、事業戦略に役立つ情報
こんばんは。中小企業診断士の青木公司です。

今日で、お正月3ヶ日も終わりですね。

今日は、2008年の状況から考える勝ち組経営の1つのポイント、「資金調達の際の金利水準、借入額、預金額に注意する」についてお話します。

財務省の最新の日本の2008年GDPは、2%UPと前回より0.5ポイント下方修正されました。その原因は以下によるものと考えられます。

1. エネルギー、原油価格高騰による利益減少
2. 消費者の購買意欲の回復の遅れ
3. サブプライムローン問題の本格化

などによるものです。

3のサブプライムローンについては、日本の金融機関の膿が出るのは、3月決算を迎えるこれからで、現在でもすでに、日本の金融機関はそのリスクから、国際金融市場から資金調達を受ける際、「新ジャパンプレミアム」とも言われる金利上乗せを行われており、実際の金利上昇以上に、調達金利が上がっています。

金利上昇局面においては、銀行は利ざやがとれなくなるため、企業に対しては、「金利水準のUP」「預金協力(=預金分余分に借り入れることになり、実質金利が上がる)」「早期借入の実施(=資金が必要な日より前倒しで借りさせることにより、余計に利息を取る)」を行ってきます。

青木は以下をお勧めします。

1. 短期プライムレート動向(取引銀行、非取引銀行含む)をチェック
2. 自社の調達金利が短期プライムレートと比べてどうかチェック、交渉。
3. 預金/借入額の比率、預貸率に注意し、上昇しないようにする。
  そのために、余分な借入はしない。前倒し借り入れはしない。

銀行は現在でもぼろもうけしています。余計に儲けさせることはないのです。

さあ、がんばりましょう。
コメント (2)
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