「また竜巻が」
☁風がまた怒り狂って家々の屋根を呑みこみ木々なぎ倒す (松井多絵子)
9月4日、栃木県で突風が発生し、鹿沼市や矢板市などで3人が軽傷、173棟が損壊した。気象庁によると南から湿った空気が入り込み、大気が不安定になっていた。午前中から黒い雲に気づいていたのは同県矢板市の68歳の女性。外出を控えた。60代男性は空が真っ暗になったので外を見ると渦を巻いた風にゴミが巻き上げられていた。矢板市の高校生は学校のグランドから、黒い渦が近づき近くの家の瓦や屋根が飛ばされるのが見えてきたので校舎に入った。
国内では、竜巻の多くが沿岸部で発生している。海上からの湿った暖気が届きやすく、大気が不安定になり、竜巻の元になる積乱雲ができやすい。内陸部では関東地方での発生が目立つ。平野が南北に広がる関東地方は、南の海上からの湿った暖気が陸地の奥まで入りこみやすい。
■竜巻から身を守るには?
▲ 屋外 ①近くの丈夫な建物やその物陰に入って身を小さくする。
②車庫、物置、プレハブの中には避難しない。
▲ 屋内 ①雨戸やシャッターを閉める。
②カーテンを閉めて窓から離れる。
③家の中心部に移動し、丈夫な机の下で頭と首を守る。
朝のテレビで、竜巻が来た時バスタブに避難し、屈んで頭を垂れていて助かった人がいたとのこと。 わたしはこれから練習してみます。 9月5日 松井多絵子