えくぼ

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疲労は脳が原因か

2016-12-19 09:43:58 | 歌う
           疲労は脳が原因か
                                         
 ♦ 異国語のようなり古語を収めたる辞書をひらけば「なずき」とは「脳」
                              松井多絵子

 「すべての疲労は脳が原因」という本の広告を見ながら「私の脳も疲れているのか」と気になる。著者・梶本修身は大阪市立大学大学院特任教授。氏は ●「食事」「睡眠」「環境」など今すぐできる疲労解消法を提案している。

    ① 30回噛んで食べると疲れにくい 1/2枚の鶏胸肉で疲れはとれる

    ② 梅干し2個分のクエン酸が疲れを防ぐ

    ③ 横向きで寝ると熟睡できる

    ④ 冬の睡眠中は起き上がったときの室温に注意
 
    ⑤ 立ち上がって歩くだけでも疲労の回復に有効
    
    ⑥ 窓を開けて風を入れるだけで疲れは軽くなる
                           
 
 この程度のことで疲労が回復するのだろうか。鶏肉と梅干しを食べるのはすぐできる。しかし30回噛んで食べる、横向きで寝る、容易ではない。暖房の部屋の窓を開ける気になれない。これらは継続しなければダメだ。脳は「怠け者」や「飽きる人」が嫌いらしい。
       
 ☀ 第16回 大仏次郎論壇賞は森千香子氏(44)一橋大学准教授(社会学)
『排除と抵抗の郊外 フランス<移民>集住地域の形成と変容』(東京大学出版会)パリ郊外の「移民」が集まる地域に入り込んでフィールドワークを敢行。若者からの聞き取りや歴史をたどり直す調査を通じて、フランス社会にひそむ人種差別と移民排除の問題を考察した。
                                         
 巴里のシャンゼリゼ通りをぶらぶら歩くのではなく、移民集住地域での調査、女盛りなのにオシャレより研究か。疲れを知らない女性だろう。だから脳に愛されるのだ。

                             
      12月19日 晴天だが窓はまだ開けない 松井多絵子