9月18日、朝日歌壇は☆が少ない。老人の入選歌が見当たらず松田梨子が馬場あき子と佐佐木幸綱の共選である。
☆ これからはドライに生きると妹が言いだし花火がド一ンと上がる
子ども歌人だった梨子はいつの間にか大学生になったらしい。妹のわこは高校生になり「これからはドライに生きる」などと言う。ドライという言葉が懐かしい。かなり前に女たちに流行った。私もよく使った。受け身の耐える女、ウェツトな女にはなりたくない、
しかし自立した女が多くなりドライな女が少なくなったらしい。女がさらにドライになったらやれやれだ。妹のわこは梨子に比べて大胆な歌が多い。
今日のわこの入選歌は高野公彦選の
偶然に目が合ったとき人間でよかったと思う鳥とかじゃなく
来世は鳥になりたいと何度も詠んだ私は「あらまあ」である。この世を渡る苦労を知らないなあ「わこ」は。でも渡り鳥は寝食を忘れて飛び続けなければならない。1キロ歩いたら座りたくなる私は鳥にはなれないかもしれない。
☆ これからはドライに生きると妹が言いだし花火がド一ンと上がる
子ども歌人だった梨子はいつの間にか大学生になったらしい。妹のわこは高校生になり「これからはドライに生きる」などと言う。ドライという言葉が懐かしい。かなり前に女たちに流行った。私もよく使った。受け身の耐える女、ウェツトな女にはなりたくない、
しかし自立した女が多くなりドライな女が少なくなったらしい。女がさらにドライになったらやれやれだ。妹のわこは梨子に比べて大胆な歌が多い。
今日のわこの入選歌は高野公彦選の
偶然に目が合ったとき人間でよかったと思う鳥とかじゃなく
来世は鳥になりたいと何度も詠んだ私は「あらまあ」である。この世を渡る苦労を知らないなあ「わこ」は。でも渡り鳥は寝食を忘れて飛び続けなければならない。1キロ歩いたら座りたくなる私は鳥にはなれないかもしれない。