映画「西の魔女が死んだ」を観てきました。
学校へ行くのが苦痛になった少女が、しばらく祖母の家で暮らし魔女の修行をするという物語です。
祖母の言う魔女とは、草木についての知恵や知識を代々受け継ぎ、物事の先を見通す事のできる不思議な能力を持つ人のこと。
そして魔女修業とは、早寝早起きをし食事をしっかりとり、よく運動して規則正しい生活をするという単純なこと。
そしてもう1つ、「何事も自分で決める」ということ。
魔女じゃなくても人として当たり前のことです。
当たり前のことを日々全うすることの大切さを痛感します。
草木も物も人の心も日々の生活も、「すべてのことを大切に思う」
そして、「自分でしっかり考えて自分で決める」ことの大切さを教えてくれる映画でした。
祖母の母が予知能力に優れた魔女だったエピソードの場面があって、
夫が海で遭難しそうになった時に夢で導いて救うというところで、
「右へ!」と叫んで、その声の導きで夫が岸まで泳ぎ着いて助かります。
少女が夢の中で、大海原で遭難しかけている場面で祖母が「西へ!」と
導き、少女が西に向かって泳ぎ始める・・。という場面もありました。
この場面を見ながら、「私だったら導かれても、絶対に反対方向へ泳いで行ってしまう・・」
(このブログのタイトル「坂」を読んでいただければ理由は解ります)
魔女にもなれないし、助かることもできないかも・・・。 悲しい・・・。
主演の魔女で祖母役のサチ・パーカーさんがとても素敵です。
森の中の祖母の家も清里に建てられていて、今でも見学ができるそうです。
素朴で温かみのある素敵なおうちです。