今年も滋賀県長浜から実家に 「小鮎」 が届きました。
いつか捕れなくなるだろうと言われてきましたが、
大きかったり小さかったりはしますが、今のところ毎年届いています。
もう数十年、毎年毎年煮ています。
祖母が存命の頃は、毎年祖母が煮てくれたものが届いていたそうです。
祖母が亡くなって数年後から、母が里の懇意の店から生の小鮎を郵送してもらっています。
数年前から私も一緒に手伝うようになりました。
母も祖母から教わった事はなく、覚えている味を試行錯誤して
ようやく想い出の味にたどり着いたようで、今では「うなぎやさん」のように
煮汁を毎年継ぎ足して、味に深みが出てくるようになりました。
できることなら、子供たちの代まで受け継いでいきたい味です。
それでも、毎年 小鮎の大きさも届く時期も、同じ煮汁でもお鍋の種類や大きさで
毎回味が変わります。 とっても不思議。
そんな変化も楽しみながら、毎年旬の味をいただく事が出来るのは
とっても幸せな事だと思います。