「桜を見る会」私物化追求
2020年度、「桜を見る会」の予算概算要求は5.729万円、計上。今年は5.519万円、2014年は1.767万円で固定されていたが年々増加していきました。やはり、そうなる原因があり、しんぶん赤旗の記事と予算委員会での共産党田村智子議員の「桜を見る会」の経費の質疑応答で明らかになりました。
「しんぶん赤旗日曜版」10月13日号
・安倍首相が地元・山口の後援会員、数百人規模で招待している。
後援会の目玉行事 桜を見る会と都観光とセットツアー
・昭恵夫人
スキーイベント実行委員、農業仲間や日本酒をつくる女性メンバー招待
共産党 田村智子議員
「桜を見る会は参加無料なんです。会場内で樽酒、その他アルコール、オ-ドブル、お菓子、お土産をふるまうんですよ。これを政治家が自分のお金で行ったら、明らかに公職選挙法違反。そういうことを、あなたは公的行事で税金を利用して行っているんですよ。これは重大問題、まさにモラルハザードは安倍首相が起こしている」
安倍首相
「桜を見る会」についてはですね。各界において功績・功労のあった方々を各省庁からの意見をふまえ、幅広く招待しております。招待者については、内閣官房および内閣府において最終的な取りまとめをしているものと承知しております。私は主催者として挨拶や招待者のとりまとめ等に関与していないわけであります。その上で、個々の招待者については、招待されたかどうかを含めて、個人に関する情報であるため、従来からの回答を差し控えさせているものと承知しております。
田村議員
総理も後援会関係者を多数招待しているのではないか
安倍首相
さまざまな、たとえば、地元において自治会等々でですね。あるいは、PTA
等で役員をされている方もおられるわけでございますから、当然、そういう方々とですね、これは後援会に入っている方々がこれが重複することも当然あるわけでございまして、そういう中で招待されているものと承知しております。
菅原一秀前経産相の香典より、はるかに大問題です。身銭を切らず、血税で後援者を無料招待、公職選挙法違反のみならず憲法違反までいくのではないでしょうか?
テレビをつければ、天皇皇后両陛下パレード一色、「桜の見る会」の話題はどの局も関心ない様子です。上記の首相の答弁も何を言っているのか理解不能です。後援会が自治体、PTAに変化していくところが一番のハイライトです。招待されているのではなく、しているわけで、完全にアウトです。「上が腐れば、下も腐る」行き着くとこまできましたが、責任はとらなだろうと思います。内閣支持率が低下しないのが不思議なところですね。血税を海外にバラマキいたり、私的流用することは納税者の気持ちとしては許されません。