高齢者に対する仕打ち
四人に一人が後期高齢者になる時代が間近に迫っています。社会保障費が年々上昇していく記事を載せました。数字をみると信じられませんが事実でしょう。国民として最低限の衣食住保障は憲法に明記されています。しかし、健康的で文化的に生活できる条文は影が薄くなりました。高齢者に対する社会保障費の削減を政府は検討しています。おそらく実施されるでしょう。自分も前期高齢者残りの人生どのように過ごしていくか頭の痛いところです。「カネ金かねの世の中」、所持金がなければ、病院にも行けない、入院もできない過酷な世界がやってきます。自助努力を奨励されても、健康でなければ「絵に描いた餅」、自己防衛する以外に選択肢はないので
気を楽に、やまないで、残りの人生まっとうします。
75歳以上の高齢者医療費負担増
「全世代型社会保障検討会議」(議長安倍首相)が検討している政策は、75歳以上の高齢者は1割から2割負担に引き上げること、外来受診に一定額を上乗せする「定診時定額負担」以上です。
最総務省「人口統計」10月1日現在
75歳以上の人口は1850万人、2020年以降、1947~49年生まれの「団塊世代」の約700万人が加わり75歳以上は大幅増加します。
75歳以上の一人当たり、医療費は年91万円で、現役世代の4倍です。医療費は現役世代が3割に対し、1割と負担が軽減されています。
日刊ゲンダイデジタル版より
医療費動向
概算医療費とは
すべての国民が医療機関に支払った「国民医療費の98%にあたる速報値」約1年後に確定値が公表される。
厚生労働省「2018年度医療費動向」
18年度、概算医療費42.6兆円、前年度比約3000億円の増加、2年連続過去最高記録.75歳未満の医療費が減少しているのに比べ、75歳以上が全体の16.4%を占め前年度比約4000億円増し現在65歳以上の人口は3575.2万人、前年度比37.6万人増えた。
総務省統計局2019年9月20公表
75歳以上は1830万人、今後は、1947年~49年生まれの団塊世代約700万人が加わり、75歳以上は大幅に増加する一方、生産人口(15歳~64歳)は、7518.1万人と前年比約42.8万人の減少こうした高齢化は現役世代にかかる社会保険料の負担を増大させることは必至だ。
経済財政諮問会議 2018年5月21日
「2040年度を見据えた社会保障の将来の見通し」
社会歩費は2018年の121.3兆円から40年には190兆円に達すると予測。そのうち、医療と介護費用の伸びは大きく介護が10.7兆円から25.8兆円に、医療費は39.2兆円から66.7兆円に拡大すると試算している。急速な高齢化が進中で、介護、医療費の増大はとどまりそうもないのである。
「人生100年時代戦略本部」
高齢者がどんどん増え、働き手である若い世代が激減することを前提に自民党が設立。現在企業に65歳まで義務づけられている雇用を70歳から75歳まで引き延ばし、それに伴った年金の受給年齢の繰り下げを検討し始めた。
朝日新聞より
仁徳天皇の言葉
「天が君主を立てるのは人民のためであり、君主は人民を本としなくてはならない。人民が貧しいことは自分も貧しいことであり、人民が富んではじめて自分も富んだといえるのだ。」