日本人に生まれて

前期高齢者の仲間入りをしました。昭和、平成、令和を振り返りながら、日常の出来事を綴ります。

行くも行かぬも地獄落ち!陽はまた、昇る。

2019-11-28 05:34:00 | 仕事
今日の言葉
  昨日は人の身今日は我が身   
        ことわざ

憲法第28条

勤労者の団結する権利及び団体交渉その他の団体行動をする権利は、これを保障する。

勤労者から派遣社員へ

雇用形態が変化し続け、令和まできました。勤労者は、正規と非正規に分断にされ、全員が安心して働ける企業はなくなりました。トヨタ自動車も終身雇用を完全廃止、他の企業も追随するでしょう。憲法で保障されている勤労者の団結権、交渉権の象徴、「ストライキ」は死語になりました。「用済み」になれば、簡単に解雇できる派遣社員の割合を増やし、利益を優先政策を掲げているのが、今の企業です。毎年、内部留保が増えていき
その利益がこぼれないように努力している様は、こっけいであります。「守銭奴」そのものです。勤労者が主張できない職場環境での労働の結果、悲しい出来ことが掲載されてました。明日は我が身です。

裁量労働制

「みなし労働時間制」の一つで、「労働時間が労働者の裁量にゆだねられている労働契約」裁量労働制の契約でみなし労働時間を1日7時間とした場合、実際の労働時間が4時間であろうと10時間であろうと、契約した7時間働いたこととされ、給与に反映されます。               カオナビ人事用語集より

仕事が定時間で終わらず残業した場合、その手当は支給されないということになります。残業手当、休日出勤手当等などは論外ということになります。だれが見ても、企業側に利があります。雇用契約を結ぶ時に確認したほうがいいと思いました。現在、勤務している会社の嘱託社員ですが、手当はきちんと給料明細書に記載されているので感謝しています。

記事紹介します。

三菱電機子会社で過労自殺  労災認定   再発防げず

三菱電機の子会社の男性社員が2017年末に過労自殺し、今年10月に労災認定されたことがわかった。三菱電機では14~17年に男性社員5人が長時間労働が原因で相次いで労災認定され、うち2人が過労自殺だった。16年度から「働き方改革」を掲げて長時間労働を抑制する方針を打ち出し、子会社への指導もすすめていたが、過労自殺の再発を防げなかった。
複数の関係者によると、過労自殺したのは、半導体製品をつくる三菱電機のパワーデバイス製作所(福岡市)内に反射を置く子会社、メルコセミコンダクタエンジニアリングの40代(当時)の技術者。
別の子会社メルコパワーデバイスに出向後、豊岡工場(兵庫県豊岡市)で勤務していた15年4月~16年11月の間に長時間労働による精神的障害を発症した。時間外労働が100時間を超えた月もあった。豊岡工場からメルコパワーの福岡市の職場に移った後の17年12月に自殺し、遺族側は長時間労働が原因だとした昨年7月に労災を申請。但馬労働基準署(豊岡市)が今年10月4日付で認定した。
三菱電機は電子機器の消費電力を制御して省エネにつなげる「パワー半導体」事業を強化し、メルコパワーが生産の一部を担う。同社によると、男性は豊岡工場で副課長の職にあった。労働時間の規制が緩い「管理監督者」の扱いで、三菱電機と業務上やりとりもあった。自殺した当時は、あらかじめ決められた時間を働いたものとみなす裁量労働制を適用されていた。
三菱電機は「関係会社の働き方改革に対する指導や支援は適切に実施してきた。亡くなる方が出たことは重く受け止めており、適正な労働管理の徹底に引き続き取り組んでいく」(広報)
三菱電機はでは12~16年にシステム開発の技術者や研究職の男性社員5人が精神障害や脳疾患を発症したり自殺したりして、14年12月~17年8月に労災認定された。16年度から「働き方改革」に乗り出し、社員の3分の1にあたる約1万人に適用した裁量労働制を18年から裁量労働制を廃止した。
同社取締役・監査役8人中5人は三菱電機の社員で、社長はパワーデバイス製作所の所長を兼ねる。グループを含めた労働管理や企業体質に問題がなかったかが改めて問われる。     (北川憲一、内藤尚志) 朝日新聞より


「勤労とひきこもりどちらに転んでも地獄行き」
「でも、陽はまた昇る

コメント
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