今日の言葉
友たるものは、推察と沈黙に熟した者でなければいけない
ニーチェ「ツァラトゥストラ」
虐待される弱者
「弱いものいじめはいけませんよ」幼いころにささやかれた言葉は、過去のものとなりました。
生きているこの世の中は、「弱肉強食」、とくに平成から令和にかけて、その傾向が強まりました。
政治はその国を映し出す鏡といわれますが、その通りです。「失われた平成30年」、ここから、地獄モードにはいりました。
安倍さんの政策を継承した菅首相の言動を見ていると、権力を存分にふるっています。お気に入りの官僚でまわりを固め、自分の意にそわない人は、配置転換を実施
「おれさまにさからうとこうなるのだぞ、キミたち」、睨みをきかされた人たちは、蛇に睨まれた蛙になり、萎縮、ものも言えなくなります。
「権力を握るもの傲慢さ」これが究極のパワーハラスメントと言うのでしょう。めでたい立派な鯛も、「頭が腐れば尾も腐る」、現在の日本が置かれている状況です。
上司の部下いじめ、障害者に対する虐待、根は同じです。
「人間は生まれながらにして平等である」
このすばらしい表現は、裏をかえせば、人間の欲望を満足させられように仕向けられたようなきがします。人には何事も、本音と建前、おもてとうらがあります。
現実をみれば、強者と弱者、お金持ちと貧乏人に二分されます。令和になり、強者とお金もちに権力、財力が集中、その人たちは少数派、その他大勢は弱者と貧乏人なりました。
それを証明するのが株価です。デフレ不況にもかかわらず、株価
が高止まりしています。富裕層は株で利益を確定、そして買い増し財産が増えていきます。一方、貧困層は株高のおこぼれにもあずかれません。
菅内閣の支持率が下がっても、また上昇、一定の数値を維持できるのは、恩恵を受けている人たちがいるから、そんな気がしてきました。
強い人は益々力をつけ、弱い人は益々力がなくなる時代がやってきました。そんな弱者の記事がありましたので掲載しました。お読みいただけたら幸いと存じます。
「厚労省でパワハラ
厚生労働省の職員だった男性(33)がうつ病を発症したのは上司からのパワーハラスメントが原因だったとして、同省が民間企業の労災にあたる「公務災害」に認定していたことがわかった。男性側が26日公表した。
認定は2日付、男性は2017年、政策調整などをする部署に異動。上司から「潰してもいいのか?」といった暴言を受けたり、同僚の前で罵倒されたりすることが繰り返されたという。この上司は、省内のハラメント防止のため各課に配置された「パワハラ相談員」を務めていた。厚労省は「個別案件には答えられない」としている。
障害者に虐待 全国で2700件
2019年に全国の自治体などが確認した障碍者の虐待は2737件だったと厚生労働省が26日発表した。過去最多だった前年度より8件減で、高止まりしている。被害者は3169人でうち2人が死亡していいた。相談・通報は前年度より533件多い9110件で、過去最多を更新した。
虐待と判断されたうち、家族など擁護者によるものは165件(前年度比43件増)、障碍者福祉施設らの職員によるものは547件(同45件減)、小久場の関係者によるものは535件(同6件減)だった。」
朝日新聞朝刊 TOPICS 20213.27
今日の一曲紹介します。
ご訪問ありがとうごさいました。