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今日の言葉
人生の競技場に踏みとどまりたいと思ふものは、創痍を恐れずに闘はなければならなぬ。私たちは人生と闘いながら生きている。傷つくことを恐れては闘うことはできない。つまり生きていくことはできない。生きていくのは厳しいことなのだ。
芥川龍之介「侏儒の言葉」
コロナワールドでの生活苦
『生きていていいのだろうか?この先、いいことがるのだろうか?もう、どうにでもなれ!』と自虐的な気持ちになることが、誰にもあります。
辛くて、悲しくて、どうしようもないとき、一晩寝ればケロッと治るときもあるし、できないで何日も悶々とするときもあります。
そんなとき、耳もとで聞こえてくる歌があります。高齢者になると年の数だけ幾多の名曲が記憶の底に眠っています。ジュークボックスのように、喜怒哀楽に応じて曲をかけます。お気に入りの歌をくちずさんだり、聞いたりすると元気がでてきます。
コロナ禍の世の中、そんなのんびりした気分になれないのかもしれません。生活に追われ、追い詰められ、行き場を失った人の叫びがマスメディアから流れてきます。数ある中から二つ選び載せました。
パ―トの仕事がなくなった主婦
『コロナでパ―トの仕事がなくなり、夫からは怠けるなと毎日怒鳴られる』
子育ての主婦
『子どもが発達障害で大変なのに、ステイホームでママ友とも会えず、実家にも帰れない。子供の検診もなくなって、ひとりでどうやって子育てをしていけばいいのかわからない。死んで楽になりたい』
子どもたちも病んでいます
児童生徒の自殺最多479人
2020年に自殺した児童生徒の数が前年比で4割増の479人(暫定値)に上り、過去最多だったことが文部科学省のまとめでわかった。小中高校生のいずれも増え、特に女子高生は138人と倍増、コロナ下の長期休校が明けた6月や8月が多かった。うつ病などの悩みが増える傾向にあり、文科省は相談窓口などの態勢を強化する。
厚生労働省が公表した自殺の統計をもとに文科省が分析し、15日にあった自殺予防に関する有識者会議で報告した。479人のうち小学生は14人(前年比8人増)で中学生136人(同40人の増)、高校生329人(同92人増)だった。高校生は男子が191人(同21人増)で女子は138人(同71人増)だった。月別では昨年6月が45人(同24人増)、8月64人(同35人増)、9月53人(11人増)、11月48人(同25人増)で、6、8、11月はいずれも倍以上に増えた。原因は進路に関する悩み(55人)学業不振(52人)の二つが例年同様に多数を占め、うつ病など病気の悩みや影響が例年より増加傾向だったという。
文科省は「6月は長期休校明け、8月は短縮された夏休みが明けた時期。精神疾患を原因とする自殺が増えていると」と分析。24時間子供SOSダイヤル(0120078310)の周知などに取り組む。(伊藤和行)
朝日新聞朝刊2021.2.16
今日も生きてきいきます。
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