日本人に生まれて

前期高齢者の仲間入りをしました。昭和、平成、令和を振り返りながら、日常の出来事を綴ります。

人々の心を、甘いささやきで惑わせる「自由・平等・平和」民主三兄弟⁉

2020-09-28 07:40:00 | 社会
     今日の言葉

人生は苦であり、人生の根本であると同時に、これこそ人間のもつ必然的な姿であり、その実態が四苦八苦である
           お釈迦様

平等のウラにかくされている仕組み

「世界は一家、人類は皆兄弟日本船舶振興会会長笹川良一氏(1997月18日96歳没)がCMの中で言ったスローガンでした。昭和30年代に毎日のようにオンエアーされていました。半世紀以上前の画像が、目を閉じれば鮮やかによみがえります。町内を子どもたちと笹川氏が一諸に列をなして歩いている場面です。今から思うと、「洗脳政策」の一つの手段であったのかもしれません。

戦後の昭和時代「みんなで手ををつないで明るい未来に進もう」という雰囲気があり、希望に満ちていました。働けば働いただけの収入を得、一億総中流階級と呼ばれ、努力が実りました。定期昇給、昇進、終身雇用、労使交渉、ストライキ等、現在、忘れ去られたものばかりです。

「自助努力」という四文字がコロナ襲来後、盛んに使われています。流行語大賞に選ばれそうです。正規と非正規、スタートラインですでに平等ではありません。同じ仕事内容で非が付くだけで待遇が異なります。これを平等に不をつければ不平等です。極端な事を言えば、憲法に抵触している可能性もあります。

普段生活していると、平等でないことって、たくさんありますよね。例をあげれば、宿無しもいれば、豪邸に住んでいる人もいる、このこと自体が不平等そのものです。

冒頭の笹川氏の言葉は、私の記憶に刻み込まれ、いつでも大脳からとりだせるようになっています。洗脳されてしまった、仕方ないですね。

同じ仕事しているにもかかわらず、待遇の差を作り出している、この記事の内容は、不平等そのものです。社員同士の対立を煽り、分断させる手法として最高級のもので、世界中で行われています。

「平等」という二文字疑う余地がありそうです。

ご訪問ありがとうございました。



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