日本人に生まれて

前期高齢者の仲間入りをしました。昭和、平成、令和を振り返りながら、日常の出来事を綴ります。

今だったら引き返せるよ!大阪·関西万博

2023-11-22 19:20:00 | 経済
はじめのことば

シツケとは元々「人を一人前にする」こと。昔は「あたりまへのこなとは教えへずに、あたらまへで無いことを言ひ又は行った時に、誡め又はさとす」
 柳田國男「教育の原始性」から
 朝日新聞 2023年11月20日
   折々のことばより引用

向こう見ずな日本人気質

日本人の欠点は、「見切り発車」でものごとを進めることです。大阪·関西万博の予算は、2005年に開催された愛知万博の総費用を基に参考にし予算を立てたということでした。18年前の経済と社会環境とはまるっきり変わっていまいました。まず、円安で外国から輸入する資材の値上がり、そして、パビリオン等建設にかかる労働賃金の値上がりと労働時間の制限、愛知万博当時は、その心配はいりませんでした。当然、大阪万博は建設費だけでも不足になり、追加予算の上乗せするはめになりました。そして再度不足、国に援助を仰ぎました。岸田首相は、国を挙げて協力しましょう!と啖呵をきりましたが、腰砕けになるのは目に見えてます。万博を開催するには、府議会の賛成を得るために、見積もりを低くしたのでしょう。通ってしまえばしめたもの、あとはどうにかなるさ、不足すれば国を味方につければいい、そして国民から税金を徴収すれば大丈夫、甘い考えのもと、万博を招致しました。これこそ、冒頭に上げた日本人の性格そのものです。口ではいくらでもかっこいいことを言うことはできますが、実行するのは簡単ではありません。今、“ビッグニュース“か入ってきました。 



きょうの昼ごはん

ル·ド·メール監修
欧風ビーフカレー
    580円(税込628円)
       セブン-イレブン

章ちゃんの食後の感想
 
サラッとしたカレールーで野菜の旨みが溶け込んでいます。また、ゴロッとした牛肉1個と極小が3個、ルーの中で目立っていたので、初めに食べました。肉は柔らかく煮込まれていて満足でした。ルーは、甘かったり辛かったり、微妙に口の中で味わうことができ、結局のところ、調和された丁度よい辛さに落ち着き、“旨辛“ということになります。
食後の感想もちろん
      星 ✰✰✰✰✰です。







きょうのニュースピックアップ

「今すぐ中止にしろ」大阪万博
維新支持層でも不要が65%岸田内閣の不支持率56%超えも話題に
FLASH配信 11月6日16:15より抜粋

11月3〜5日、共同通信社が実施した世論調査で、会場建設費が上振れする2025年大阪·関西万博開催について「不要だ」68.6%、「必要だ」は28.3%だった。

2018年当初、万博協会は2005年愛知万博の費用を基に会場建設費を1250億円としていた。だが、2020年に1800億円に増額。さらに今回、2350億円になり、当初の予定からほぼ倍増することとなった。

万博、メキシコなど撤退意向
他国も続く恐れ パビリオン
朝日新聞                     2023年11月11日 5時00分



2025年開催の大阪・関西万博にパビリオンを出展する予定だったメキシコなど複数の国が撤退する意向を日本側に伝えていたことがわかった。海外パビリオンをめぐっては、建設業者が決まらないなど問題が山積しており、他の国も続く可能性がある。

 撤退の意向が示されたのは初めて。メキシコは万博への参加意向を示していた153カ国・地域の一つ。政府関係者によると、外交ルートで意向が伝えられた。他の国名は判明していない。
 自見英子万博相は10日の記者会見で「外交上の観点からコメントを差し控える」と述べたが、主催する日本国際博覧会協会(万博協会)の幹部は「来年のメキシコ大統領選の影響で、予算確保が難しいようだ」と話す。ただ、撤退を正式に決めたわけではないという。
 今回のメキシコなどの撤退意向に、政府関係者は「危惧していたことが起きた」と頭を抱える。パビリオンは「万博の華」と言われ、海外パビリオンは目玉となる。撤退となれば、集客への打撃は避けられない。
 パビリオンには、各国が費用を負担して独自に建てる「タイプA」▽万博協会が建てた施設を引き渡す「タイプB」▽建物の一部区画を貸す「タイプC」▽万博協会がプレハブ工法で箱形の建物を建てて引き渡す「タイプX」の4種類ある。「タイプA」は60カ国計56施設(北欧5カ国は共同で1施設)予定しているが、建設業者が決まったのは24カ国だけだ。メキシコはタイプAで出展を予定していた。
 経済産業省は職員が2人1組になり、外務省とも協力して参加国に直接働きかけている。しかし、協議は難航。最大の理由が建設費用だ。経産省関係者は「資材高もあり、参加国の支払える額と、ゼネコンの要求額の開きが大きい」と漏らす。このため、万博協会は「タイプX」への移行を促しているが、実際に移ったのはブラジルとアンゴラの2カ国だけ。「タイプC」への移行もスロベニアなど2カ国にとどまる。
 万博協会は、「タイプX」を見越した「見切り発車」を始めた。首相周辺は約20カ国分を仮発注したことを明かし、「もし使われなかったら休憩所とかに使う」と話した。費用は日本が立て替えるが、使われなければ日本の負担になる。

きょうはこれでお仕舞です。ご訪問くださいましてありがとうございました。






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