はじめのことば
君が自我を放棄すればするほど、それだけ、君の愛は偉大になり、真実になる フォイエルバッハ 「死と不死について」
デフレからインフレへ
デフレスパイラル、自分にとっては、初めて出会ったことばです。
「デフレーション(Deflation)とスパイラル(Spral=螺旋)を掛け合わせた言葉物価の下落と実体経済の縮小とが相互に作用して、らせん階段を下りるようにどんどん下落していくこと」 野村證券「証券用語解説集」より
失われた30年と言われた時期、物価が上がらず、給料もあからず、デフレ経済が続きました。しかし、コロナから解放され、経済を活性化する条件がそろいました。一つ、商品の値上げを二度、三度と繰り返し、企業の利益はウハウハ、内部留保が上積みされました。次にその余剰金を従業員に還元、最低賃金も上がりました。それにより消費が喚起され、景気回復に弾みがつきつつあります。あと一踏ん張り、物価に比例、もっと賃金が上昇していけば、デフレからインフレスパイラルに変換できます。それには、余裕をもって、消費に回せるだけの国民の収入を増やす政策を推し進めることです。一番効果絶大は”消費税徹廃”です。
コロナも5類に変化し、インバウンドが大盛況です。どこもかしこも、旅行かばんの”がらがら”がという音が聞こえてきます。コロナで痛い目のあったにも関わらず、他人のふんどしで相撲をとる外需をあてにしています。着実にGDP(国内総生産)をあげるには、内需に力を注ぐべきです。一難去ってまた一難、中国への日本産水産物が輸出禁止になりました。原発処理水の海への放出に対する抗議のためです。その結果、漁業従事者は収入の道を断たれてしまいました。国内より海外、特に中国に力を入れた結果です。そんなわけで、世の中どんなことが起きるかわからないので、これからは、外より内に目を向ける、グローバルからナショナルファーストに転換する時代が到来したのかもしれません。
上場企業、純利益2割増:日本経済新聞 https://www.nikkei.com/article/DGKKZO73398440W3A800C2MM8000/
きょうはこれでお仕舞いです。ご訪問くださいましてありがとうございました。
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