植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

悪いのは眼鏡のせいにしておけばよし

2021年01月06日 | 雑感
 数か月前に眼鏡を新調しました。それまでの細いフレームのロイド眼鏡から、鼈甲風のおしゃれな太縁眼鏡に変えたのです。ゴルフが絶不調となり、スイングすると眼鏡が外れて落ちる、距離感が保てずダフリトップが多くなったのというのを眼鏡のせいにしたのです。その甲斐あってか、少しアイアンのミスが減りました。

 ところが、先月夜にバックで車をぶつけ、先日も歩行者に気づくのが遅れてひやりとしました。長いこと運転してきましたがこんなことはついぞありませんでした。自身の老化もありますが、この年で一気に注意力が落ちるというのも考えづらく、高(低)血糖になっているのかなどと心配したのです。一番懸念したのが視野狭窄です。数十年前亡くなった父が、あぜ道で脱輪し視野狭窄が起きていたのが判明しましたが、検査したら脳腫瘍が原因でした。ワタシも両手を左右にかざすと両サイドが見にくく死角が出来ていることに気づきました。

 もしやと思って眼鏡屋さんに行ってきました。説明をしましたら、「中近両用メガネで車の運転はするものでない」ということでした。ゴルフ用に遠近両用から中近に変えたのでそのまま普段使い、運転にも同じ眼鏡をかけていたのです。聞けば、中近のレンズは中心部分に焦点が定まるようになっているので、縁に行くとぼやけるのだということでありました。つまり、ものを見るときは真っすぐ正面を向いてみないとはっきり見えないということ、運転で言えば顔を動かして周囲を確認しないといけないのだそうです。

 今まで、目の動きだけで視認するくせがついていますから、確認したつもりでも見えていなかったんです。しかも、黒っぽい太い縁で視界が遮られていたのです。早速縁なしで遠近両用の眼鏡を注文いたしました。正月早々痛い出費ではありますが、誕生日割引、正月セールなどのディスカウントで、半額近い値段でした、ラッキー!。

 そして、昨日初打ちゴルフ、以前使っていたロイド眼鏡で運転してきましたが、意識してみると、こちらの方がはるかに視野が広く運転しやすいのに驚きました。また一ついい勉強になりました。今までずいぶん危険な状態で運転していたんです。大事に至るようなことが起きる前に気づいて幸いです。

 昨日は、一日お日様が見えず富士山から冷たい風が下りてきました。コロナやらなんやらのせいで、1Rスループレー、昼休憩なし!寒さに凍えながら屋外でコンビニで買ってきた冷たいおにぎりが昼ご飯でした。罰ゲームみたい。
 当然、眼鏡はゴルフ用に変え、鼻水を垂らしながらプレーしましたら、存外41・40の好スコアでありました。最終組なので風呂にも入れず、でも、ちゃんと最後には帳尻があって27名のコンペで見事優勝、8千円ほど臨時収入になりました。

禍福は糾える縄の如し、であります。人生いいこと悪いことごちゃまぜです。せめて災い転じて福をなすの言葉通り、悪いことがあっても腐らず、これを奇貨として次に生かせば決して無駄にはなりますまい、と思う今日この頃です。
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