植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

蕎麦打ち 間もなく開演します

2021年01月30日 | グルメ
昔からよく言われるものに「うどん派」「蕎麦派」論争があります。

 曰く関西圏はうどん好き、で関東は蕎麦が江戸流。落語でも上方落語と江戸落語の違いは、というと桂雀々師匠が「つこてる言葉がちゃうやん」と突っ込みそうですが、「時蕎麦」も関西では時うどんとなるようです。 小拍子という小さな木片を使ったり、前に見台 (小さな机)を置くのも上方流ですね。
 
 ワタシは九州大分県の出であります。九州は、イントネーションなどは関西弁とは全く異なり九州弁として独自の方言が残っています。しかし、文化全体ではやはり上方・関西圏の影響が多いように思われます。したがって、お昼は蕎麦よりうどん、という習慣がありましたね。かつおだしでとって醤油は薄口、透き通った上品なうどんツユでした。大学に行くようになって上京した時にみたうどんツユの色の濃さに驚いたものです。

 さて、そんなワタシなので、若い時分からさほど蕎麦にこだわることもなく、うまい蕎麦を求めて名店を探すなどということもありませんでした。ましてやそば打ちなど考えたこともなかったのです。
 ところが行きがかり上、全くノウハウもなく目的も無し当然道具もないのに、なんの情報もないままやみくもに蕎麦打ちをすることなりました。先日、やや本格的な蕎麦打ちセットをすでにヤフオクで落札し手元にきております。
 
 先入観で、蕎麦打ちは力仕事、頑丈な作業台がいるのではなかろうか、と考えましたが、さすがに蕎麦打ち専用台を買うのも気が咎めました。なにせ安くても3万円! そこで衛生的で上部な作業台の自作を検討しましたがこれも、かなりの費用と労力をともない、それだけで蕎麦打ちへの意欲を損なう、という懸念から、たまたま預かりものの会議机を活用することにいたしました。細い円柱形の4脚のみなので、ガタつくし強度も弱く天板がたわむ心配さえあります。そこで昨日ありわせの木材を使って、中央部分に建てる補強支柱を作りました。倒れなければよし、上からの荷重だけ受ければオッケーです。

これを、机の下にあてがい、下に床用のシートを張って出来上がり。いずれも固定せず、木ねじや接着剤等で固着しないのが私流、いつでも修正・やり直しがきき、すぐに壊せるという利便性・簡便性を優先しております。


 一方、ネットで蕎麦打ち方法が出ていますが、その都度スマホで調べるのも難儀なので、入門書も発注いたしました。加えて、テーブルクロス、計量器、水差しあたりを揃えたので、もうすぐにもそばが打てる、と思いきや肝心なそば粉がありません。
 
 乏しい情報では、素人はそば粉100%の十割蕎麦は難しい。打ち粉というものが必要でそれ用に作られたそば粉のようです。二八そばは、2割がつなぎ(小麦粉 )で打ちやすく、バランスがいい喉越しになるのだそうです。

 そこで、第一回は、とりあえず二八蕎麦でよかろうや、と考えて、打ち粉・つなぎと揃った「こだわりや お試しセット」を注文いたしました。すでに挽いてあるそば粉で、北海道産と山形産の2種が入っているものが約10人前、2,400円でした。ここは、すべて授業料、練習ですからこだわりはありませんが。まずやってみる、足りないものはその都度買い、失敗したら次はやり方を変える、そんな感じがワタシの流儀であります。

 本が届けばにわか知識で即やってみよう、と思います。誰でも最初は初対面、2回目からはお友達💖、というような気楽な気持ちです。思い出しました。あの机と一緒に残っていた粉、友人が「ハットク」という韓国風アメリカンドッッグの店「はすドッグ 」を開く際に準備した材料の一袋20Kgなんです。消費期限がとっくに切れて残りは全部処分しましたが、何かの時にと思って一つだけ残してあったんです。小麦粉にハスとか砂糖とかいろいろ混ぜてありますが、こねて延ばす練習にもってこいでしょう。
 おっと、「形から入る主義」のワタシとしたことが。毛髪などが落ちるのを防ぐために被る手ぬぐい(バンダナ)、それから作業着がいるでしょうよ。そこは作務衣かな(笑)

コメント
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