植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

なでしこジャパン これからが黄金期に入る予感

2023年08月21日 | スポーツ
昨日、女子サッカーワールドカップが「スペインの優勝」で幕を閉じました。後半を観ておりましたが、決勝にふさわしい緊迫した試合でありました。

しかし、ネット情報などでは、予選リーグで、スペインに3-0で勝った日本の方が上ではないか、という微妙な空気感が伝わってきます。スペインに勝ったなでしこジャパンが、ノックアウトシリーズでスェーデンに1-2で敗れ、そのスェーデンにスペインが2-1で勝つという三すくみになりました。

決勝はFIFAランク4位のイングランドを6位のスペインが破ったわけで、日本より強い者同士だったと見えますが、実際4試合戦った時点ではなでしこが優勝No1候補に挙げられるほど、技術が高く洗練され、層が厚いと評価されていました。それだけに、スェーデン戦で、先に2点を取られたのが致命傷になりました。後半怒涛の攻めを見せて、圧倒していただけに、特にハンドによるPKが痛かったのです。

それでも、宮沢ひなたちゃんが堂々大会通算5得点でゴールデンブーツ(大会得点王)に輝きました。澤穂希さんと同等の最高の評価でありました。また、長谷川唯選手の超絶技巧は、世界を驚かせました。これを見ても、なでしこジャパンが世界のトップクラスにいることを世界に知らしめましたね。

思えば、選手選考では、それまで日本の女子サッカーをけん引していた岩渕真奈ちゃんを外しました。そして、ぎりぎりまで放送権が確保できない(失態)状態で大会が始まりました。放送料が高騰した、というのが表向きの理由ですが、やはり近年の成績低迷で、女子サッカーがなおざりにされていたのです。

間を置かずして、まもなく来月親善試合を経てアジア競技大会 、10月にはパリで開催される2024オリンピックの予選も始まります。アジアはたった2枠でありますが、よほどのアクシデントでもない限り確実に突破できると信じております。

今や、世界でプレーする日本の女子選手が増えました。点取り屋の植木理子ちゃん・藤野あおば・浜野まいかなどの若手によって得点力が増し、長谷川選手以外にも、長野風花 ・遠藤純・猶本光などの卓越した中盤と、盤石のDFがいます。さすがに熊谷紗希 さんはそろそろ、次の世代に譲るタイミングが迫っているとは思いますが。

これからが、本当に強いなでしこを見せられると思います。ワタシは、パリのオリンピックで優勝する、それを信じておりますよ。
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